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大切な言葉➄ 「主因は内にあり」
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大切な言葉シリーズ第5回は、『主因は内にあり』。
この言葉は、私が29歳の時に受講した講座「戦略行動学(脳力開発)」の柱である《脳力開発の11の指針》の1つ目「自ら主体的に取り組む姿勢をつくろう」の説明で使われていました。
言葉の意味としては、「ある結果が生じたとき、その主要な原因(主因)は、自分自身や自分の行動にあるという」ことです。
その結果が良かれ悪しかれ、結果をつくった主体者は自分自身であるということです。
その結果を生んだ問題が組織内外に関わるものである場合は、原因(主因)は自分が所属している組織の内部の要素、組織の関係性や文化(価値基準)にある、ということも意味します。
仕事に取り組み成果を出すうえでは、様々な外部の環境や状況があります。
その自分の外の他人や周囲の条件に原因を求める考え方は他者や条件に依存したり、他責になったりします。
例えば、部下の育成に関して「主因は内にあり」という考え方は、部下がなかなか育たないと感じたとき、その原因は部下自身ではなく、部下を育てる上司にあるという視点を持つことを示しています。
このように言うと、部下本人の責任はないのかという意見も出るかもしれません。
しかし、それは他者のことであって自分(主体者)自身の意識、考え方行動を変えることが唯一出来ることなのです。
或いは、部下自身に自分と同じく「主因は内にあり」と言う考え方を持って貰いたいと思うこともあるでしょう。
そう思ったなら、部下がそうなるためにどうしたらよいか考えて、自分から行動を起こせばいいのです。
部下も様々ですから、様々な方法を駆使して、部下が自発的に主体的な行動を取るように変化させていくこと、これが「主因は内にあり」の実践です。
勿論、ただそれを言葉で言ったり、教えたり、説教するだけではそうなりません。
まずは、部下自身の考えを掴む事が大切でしょう。
それからの効果的なやり方は自ら考え、実行して、振り返り、見つけるのです。
以上は上司から部下への育成の話です。
逆に部下から上司へ、自分の考えを理解して貰ったり、通じる関係を作ることも同じです。
上司が話を聞いてくれない、理解してくれないという状況を、仕様がないとただ受け入れるのではなく、その現状を認識し、自分自身の態度や姿勢、行動、さらには上司へのアプローチの方法を変えていくことが必要です。
自分の周りに起こることは、自分が引き起こしているという事実を受け入れる「主因は内にあり」は、自分自身の行動や態度が結果に大きな影響を与えるという自覚をすることで、自己の向上成長にとって非常に重要な考え方となります。
この考え方を元にして、大切な言葉シリーズその@の「今から ここから 自分から」でスタートです。
「主因は内にあり」と言う言葉、どう感じ取りましたか?
それでは、また次回。
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