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共有化と合意のスキル3
〜「職場で合意をつくるスキル」
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前回に引き続き、今回のテーマは、共有化と合意のスキル3「職場で合意をつくるスキル」です。
前回までのスキルを活用して、お互いの意見を共有化(お互い何を言いたいのか、その理由・根拠までをわかり合う)しても、なかなか合意(全員が賛成、又は一致)迄いかないことが多いことでしょう。
以下に、会議やミーティングでその『合意を作るスキル』を実践するポイントを挙げます。
@会議の最初にすることは、目的と目標(最終的に何がきまればいいのか)を明確に示して、参加者全員に共有すること
A意見を言う際には、必ずそう判断した理由・根拠、データを明確にして、伝えること
B結論を出す前の意見交換で、少しでも分からないことや疑問点、理解できない点は必ず質問をすること。
訊かれた人は、質問した人が理解納得するように答えること。
C結論(合意事項)を出すときには、何のために(目的)、どの立場に立ってその結論を出す(判断する)のかを確認し参加者全員で共有化を図ること
D全面的な合意ができない場合には、部分的な合意をとり(合意できる部分までを確認・共有すること)、そこから取り組みをスタートすること
以上を必ず「傾聴、承認、質問、確認、ふり返り」のコミュニケーションスキルを活用して行うことです。
皆さんの職場の会議で、以上の5つのポイントで、出来ていることは何ですか?
何が出来れば今より少しでも前進しますか?
参考までに合意をつくるための「確認、振り返り」の質問例を挙げておきます。
■会議・ミーティングでの「共有化・合意を促進するための質問リスト」
○問題についてどんな点が明確になりましたか?
○分かったことは何ですか?ハッキリしてきたことは
何ですか?
○それぞれの立場で一致している(共通の)ものは何
ですか?
○他メンバーの意見(結論)についてどの点は同意で
きますか?
○問題の一番の本質は何だと思いますか?
なぜそれが一番の本質だと思ったのですか?
○この結論(案)について同意できていることは何で
すか?何が分かったら同意できますか?
以上を自問自答し、また参加メンバーにもお互いの理解を確認するために質問として投げかけるのです。
現実的にはこのような質問を投げかけられる進行役(議長)が必要となります。
(研修では、ファシリテーターと言います)
あなた自身が活用できることから実践してみて下さい。
それでは、また次回。
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私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)2018年4月に発売され、お陰様で翌2019年1月末に増刷、2020年1月に第三刷、2021年2月に第四刷、そして2023年2月に第五刷となりました。アマゾン他のネット書店、セルバ出版ネット直販〔送料無料〕で販売しております。
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2024年09月24日
2024年09月17日
No371:『共有化と合意のスキル2〜「共有化を深めるスキル」』
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共有化と合意のスキル2〜「共有化を深めるスキル」
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前回に引き続き、今回のテーマは、共有化と合意のスキル2「共有化を深めるスキル」です。
共有化に必要なことは、「傾聴・承認・質問・確認」です。
議論においても、双方が一方的な主張で終わらず、相手が話しているときには傾聴して、相手の発言を承認した上で、相手の意見をよく理解するために質問をして、相手の話を十分に理解したか確認してから、自分の意見を言うことです。
意見を言ったら、今度は相手の理解を確認することです。つまり相手が理解してくれたかどうかを確認するための質問をするのです。
さて、共有化を深めるスキルとは、何のことはないここで述べた「傾聴、承認、質問・確認」をすることです。
それをお互いができる(し合える)関係や状態、環境(雰囲気)を作ることです。
これは、まさにリーダーのなすべき仕事なのです。
リーダーは、経験と知識、能力があるのだから、自分の正しい意見を主張して、納得させることだ!だけで十分、ではないのです。
リーダーは自分の意見は自分でよく分かっているのだから、まだ自分が分かっていない他者(メンバー)の意見に耳を傾けることが必要なのです。
その上で、理解し納得したら、お互いの合意できる部分、できない部分を明確にして共有化し、その上で結論へ導くのです。
今回は、実際の職場で以上のような共有化を進め、深めるための極めて具体的な実践のヒントを5つお伝えします。
@メンバーがお互いの違いではなく共通点(共通の特徴、共通の状況、他なんでも)を探して、それを口に出して確かめ合うこと(今朝はいい天気だね!昨日はみんな残業で大変だったね!)
Aメンバーが職場で大切なことを共通認識して同じ行動をとっていること(例えば、挨拶は、毎朝元気で明るい声で「おはよう」と言うこと、そして実践できていること)
Bチームでの共通言語(その大切な意味を共通認識できている言葉)を作り、増やし、大いに使うこと。
そしてその行為を承認、称賛すること(例えば、報連相研修での「報告」の意味の共有とその実践)。
C常にOKメッセージ(承認、ほめる、ポジティブな言葉掛け)が飛び交う職場にすること。
➄チーム全員で共通のルール、参画する場、活動を作り、全員の理解、納得、合意で促進すること。
以上の中でできることから、是非職場で実践してみて下さい。
それでは、また次回。
共有化に必要なことは、「傾聴・承認・質問・確認」です。
共有化は対話のコミュニケーションを通してよく成し遂げられることができます。
議論においても、双方が一方的な主張で終わらず、相手が話しているときには傾聴して、相手の発言を承認した上で、相手の意見をよく理解するために質問をして、相手の話を十分に理解できたか確認してから、自分の意見を言うことです。
意見を言ったら、今度は相手の理解を確認することです。
つまり相手が理解してくれたかどうかを確認する質問をするのです。
さて、共有化を深めるスキルとは、何のことはないここで述べた「傾聴、承認、質問・確認」をすることです。
それをお互いができる(し合える)関係や状態、環境(雰囲気)を作ることです。
これはまさにリーダーのなすべき仕事なのです。
リーダーは、経験と知識、能力があるのだから、自分の正しい意見を主張して、納得させることだ!だけで十分ではないのです。
リーダーは自分の意見は自分でよく分かっているのだから、まだ自分が分かっていない他者(メンバー)の意見に耳を傾けることが必要なのです。
その上で、理解し、納得したら、共有して、お互いの合意できる部分、できない部分を明確にして(共有化して)、その上で結論へ導くのです。
今回は、実際の職場で以上のような共有化を進め、深めるための極めて具体的な実践のヒントをお伝えします。
@メンバーがお互いの違いではなく共通点(共通の特徴、共通の状況、他なんでも)を探して、それを口に出して確かめ合うこと(今朝はいい天気だね!昨日はみんな残業で大変だったね!)
Aメンバーが職場での大切なことを共通認識して同じ行動をとっていること(例えば、挨拶は、毎朝元気で明るい声で「おはよう」と言うこと、そして実践できていること)
Bチームでの共通言語(その大切な意味を共通認識できている言葉)を作り、増やし、大いに使うこと。そしてその行為を承認、称賛すること(例えば、報連相研修での「報告」の意味の共有とその実践)
C常にOKメッセージ(承認、ほめる、ポジティブな言葉掛け)が飛び交う職場にすること
➄チーム全員で共通のルール、参画する場、活動を作り、全員の理解、納得、合意で促進すること。
是非職場で、仕事で実践してみて下さい。
それでは、また次回。
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共有化と合意のスキル2〜「共有化を深めるスキル」
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前回に引き続き、今回のテーマは、共有化と合意のスキル2「共有化を深めるスキル」です。
共有化に必要なことは、「傾聴・承認・質問・確認」です。
議論においても、双方が一方的な主張で終わらず、相手が話しているときには傾聴して、相手の発言を承認した上で、相手の意見をよく理解するために質問をして、相手の話を十分に理解したか確認してから、自分の意見を言うことです。
意見を言ったら、今度は相手の理解を確認することです。つまり相手が理解してくれたかどうかを確認するための質問をするのです。
さて、共有化を深めるスキルとは、何のことはないここで述べた「傾聴、承認、質問・確認」をすることです。
それをお互いができる(し合える)関係や状態、環境(雰囲気)を作ることです。
これは、まさにリーダーのなすべき仕事なのです。
リーダーは、経験と知識、能力があるのだから、自分の正しい意見を主張して、納得させることだ!だけで十分、ではないのです。
リーダーは自分の意見は自分でよく分かっているのだから、まだ自分が分かっていない他者(メンバー)の意見に耳を傾けることが必要なのです。
その上で、理解し納得したら、お互いの合意できる部分、できない部分を明確にして共有化し、その上で結論へ導くのです。
今回は、実際の職場で以上のような共有化を進め、深めるための極めて具体的な実践のヒントを5つお伝えします。
@メンバーがお互いの違いではなく共通点(共通の特徴、共通の状況、他なんでも)を探して、それを口に出して確かめ合うこと(今朝はいい天気だね!昨日はみんな残業で大変だったね!)
Aメンバーが職場で大切なことを共通認識して同じ行動をとっていること(例えば、挨拶は、毎朝元気で明るい声で「おはよう」と言うこと、そして実践できていること)
Bチームでの共通言語(その大切な意味を共通認識できている言葉)を作り、増やし、大いに使うこと。
そしてその行為を承認、称賛すること(例えば、報連相研修での「報告」の意味の共有とその実践)。
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➄チーム全員で共通のルール、参画する場、活動を作り、全員の理解、納得、合意で促進すること。
以上の中でできることから、是非職場で実践してみて下さい。
それでは、また次回。
共有化に必要なことは、「傾聴・承認・質問・確認」です。
共有化は対話のコミュニケーションを通してよく成し遂げられることができます。
議論においても、双方が一方的な主張で終わらず、相手が話しているときには傾聴して、相手の発言を承認した上で、相手の意見をよく理解するために質問をして、相手の話を十分に理解できたか確認してから、自分の意見を言うことです。
意見を言ったら、今度は相手の理解を確認することです。
つまり相手が理解してくれたかどうかを確認する質問をするのです。
さて、共有化を深めるスキルとは、何のことはないここで述べた「傾聴、承認、質問・確認」をすることです。
それをお互いができる(し合える)関係や状態、環境(雰囲気)を作ることです。
これはまさにリーダーのなすべき仕事なのです。
リーダーは、経験と知識、能力があるのだから、自分の正しい意見を主張して、納得させることだ!だけで十分ではないのです。
リーダーは自分の意見は自分でよく分かっているのだから、まだ自分が分かっていない他者(メンバー)の意見に耳を傾けることが必要なのです。
その上で、理解し、納得したら、共有して、お互いの合意できる部分、できない部分を明確にして(共有化して)、その上で結論へ導くのです。
今回は、実際の職場で以上のような共有化を進め、深めるための極めて具体的な実践のヒントをお伝えします。
@メンバーがお互いの違いではなく共通点(共通の特徴、共通の状況、他なんでも)を探して、それを口に出して確かめ合うこと(今朝はいい天気だね!昨日はみんな残業で大変だったね!)
Aメンバーが職場での大切なことを共通認識して同じ行動をとっていること(例えば、挨拶は、毎朝元気で明るい声で「おはよう」と言うこと、そして実践できていること)
Bチームでの共通言語(その大切な意味を共通認識できている言葉)を作り、増やし、大いに使うこと。そしてその行為を承認、称賛すること(例えば、報連相研修での「報告」の意味の共有とその実践)
C常にOKメッセージ(承認、ほめる、ポジティブな言葉掛け)が飛び交う職場にすること
➄チーム全員で共通のルール、参画する場、活動を作り、全員の理解、納得、合意で促進すること。
是非職場で、仕事で実践してみて下さい。
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2024年09月12日
No370:『共有化と合意のスキル1〜「理解・納得・合意と共有化の違いを考える」』
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共有化と合意のスキル1〜
「理解・納得・合意と共有化の違いを考える」
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前回は、職場での効果的な『連絡(情報共有化)の実践スキル』のテーマで、仕事の情報共有化が進み、共有化のレベルが深まる7つの実践のヒントをお伝えしました。
連絡は「仕事に必要な情報の共有化」、ということはすでに何度か述べてきました。
今回は、この「共有化」に近い言葉のいくつかをその意味を一緒に考えながら、それこそ職場での情報の共有化を深めるヒントを学んでいきます。
さらに合意をつくるスキルも一緒に学びます。
みなさん「共有化」の類語としては、どんな言葉が思い浮かびますか。「知る」「分かる」「理解する」「納得する」「合意する」、といったところでしょうか…。
「知る」は(見て、聞いて、読んで)知っているというようにその情報内容を知覚(認知)したというレベルです。
「分かる」、「理解する」は、「知る」よりも一歩進んだ感じがします。
分かると理解するはほぼ同じ意味の言葉とされます。
ということで、ここでは、「理解する」「納得する」「合意する」と「共有化(する)」とを並べて考えていきます。
「理解する」とは、伝えられたこと(見知ったこと、聞いたこと、読んだこと)の内容を論理的な判断基準やこれまでの経験知などから、その内容についての考え方の道筋や関係などが分かることと言えます。
因果関係や相関関係で、また論理的な帰結として、客観的にみてそうだろうと思えることです。
また、そのことについての目的や意味、理由や根拠も妥当だと分かるということも含みます。
「納得する」は、「分かった、理解した」の次に来るものと考えます。
「言っていることは理解したけれど、私は納得できない」とは言われますが、その逆は、ほとんど使われないからです。
理解するとの違いは、客観的に分かるではなく、自分事として腑に落ちる、自分としてもそう考えることが妥当であり、そう判断し、行動するかもしれないということです。
「合意する」は、これまでの理解し、納得した結果として最終的に自分も同じ意見を採用する、同じ判断をするということになります。
さて、それでは「共有化(する)」とは、これまでの「理解する」「納得する」「合意する」とどう違うのでしょうか。
『共有化する』は、「その意味内容をお互いが同じ様に理解しているかどうか、何が違っているかを分かり合う」ことです。
つまり意見が違っていても、どうして違うのかその理由を共有することはできるということです。
双方が納得できていないことについても、なぜできていないかについて理由・背景を共有化することはできます。
傾聴は、共有化の入り口です。もちろんこれは受信側の行為ですから、発信側で言えば相手が分かる様に伝えることです。そして、質問することが共有化を深めます。
まだ自分が知らないこと、事実やデータ、根拠を聞くこと、相手の言っていることで理解できないことを質問して、その意味や判断や経緯を分かること。
そして、お互いの理解したことを確認すること。
これで共有化される部分が増えてきます。
次回以降では、さらに「共有化を深めるスキル」「合意を作るスキル」について考えていきます。
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共有化と合意のスキル1〜
「理解・納得・合意と共有化の違いを考える」
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前回は、職場での効果的な『連絡(情報共有化)の実践スキル』のテーマで、仕事の情報共有化が進み、共有化のレベルが深まる7つの実践のヒントをお伝えしました。
連絡は「仕事に必要な情報の共有化」、ということはすでに何度か述べてきました。
今回は、この「共有化」に近い言葉のいくつかをその意味を一緒に考えながら、それこそ職場での情報の共有化を深めるヒントを学んでいきます。
さらに合意をつくるスキルも一緒に学びます。
みなさん「共有化」の類語としては、どんな言葉が思い浮かびますか。「知る」「分かる」「理解する」「納得する」「合意する」、といったところでしょうか…。
「知る」は(見て、聞いて、読んで)知っているというようにその情報内容を知覚(認知)したというレベルです。
「分かる」、「理解する」は、「知る」よりも一歩進んだ感じがします。
分かると理解するはほぼ同じ意味の言葉とされます。
ということで、ここでは、「理解する」「納得する」「合意する」と「共有化(する)」とを並べて考えていきます。
「理解する」とは、伝えられたこと(見知ったこと、聞いたこと、読んだこと)の内容を論理的な判断基準やこれまでの経験知などから、その内容についての考え方の道筋や関係などが分かることと言えます。
因果関係や相関関係で、また論理的な帰結として、客観的にみてそうだろうと思えることです。
また、そのことについての目的や意味、理由や根拠も妥当だと分かるということも含みます。
「納得する」は、「分かった、理解した」の次に来るものと考えます。
「言っていることは理解したけれど、私は納得できない」とは言われますが、その逆は、ほとんど使われないからです。
理解するとの違いは、客観的に分かるではなく、自分事として腑に落ちる、自分としてもそう考えることが妥当であり、そう判断し、行動するかもしれないということです。
「合意する」は、これまでの理解し、納得した結果として最終的に自分も同じ意見を採用する、同じ判断をするということになります。
さて、それでは「共有化(する)」とは、これまでの「理解する」「納得する」「合意する」とどう違うのでしょうか。
『共有化する』は、「その意味内容をお互いが同じ様に理解しているかどうか、何が違っているかを分かり合う」ことです。
つまり意見が違っていても、どうして違うのかその理由を共有することはできるということです。
双方が納得できていないことについても、なぜできていないかについて理由・背景を共有化することはできます。
傾聴は、共有化の入り口です。もちろんこれは受信側の行為ですから、発信側で言えば相手が分かる様に伝えることです。そして、質問することが共有化を深めます。
まだ自分が知らないこと、事実やデータ、根拠を聞くこと、相手の言っていることで理解できないことを質問して、その意味や判断や経緯を分かること。
そして、お互いの理解したことを確認すること。
これで共有化される部分が増えてきます。
次回以降では、さらに「共有化を深めるスキル」「合意を作るスキル」について考えていきます。
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2024年09月03日
No369:「連絡(情報共有化)の実践スキル」
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「連絡(情報共有化)の実践スキル」
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今回は、実際の職場での効果的な『連絡の実践スキル』、仕事の情報共有化が進み、共有化のレベルが深まる実践7つのヒントをお伝えします。
皆さんの職場で使われている連絡の情報ツール、手段、方法に合わせて具体的に考えながら、リーダーとして、いい仕事ができるメンバーとして、なるほどと思った事を行動に移してみてください。
連絡:情報の共有化が深まり、関係づくりが進みます。
@どんな連絡に対しても必ず反応、返答、返信をできる範囲で素早く行う。
メールには可能な限りで素早く返信する。
返答内容作成に時間がかかる場合は受信しました(受け取りました)という拝受・確認メールを即送信。
A発信で終わらず、重要な連絡については、本人に届いたか、読んでくれたかを直接確認すること。
メール・FAXにはプラス電話で確認、伝言メモも貼って奥歯終わりではなく、読まれたかを後で確認する。
B必要に応じて、口頭での連絡にプラス文書・メモの二刀流で共有すること。
連絡の要点・ポイントは口頭で伝え、間違いが起きそうな場合や正確さが要する内容は文書で伝えることが必要です。
C重要で大切な連絡を貰ったら、その後で必ずOKメッセージを返す(感謝、役立ったよ、助かるよ、またお願いします)。自分の連絡が役立ったと思った相手は、また必要な情報をすぐに連絡してくれるようになり、情報が集まる人になることができます。
D悪い情報や気になったことほど、またお客様関連の情報(要望・クレーム)などは、早く伝えて共有化すること。
お客様の要望・クレームに組織的な対応をすぐ行うことできると、顧客の信頼度が増していきます。
E朝の挨拶から始まって、今日の予定やどこにいて何をしているかを必ず周囲に伝えておくこと。
自分が何をしているかが周囲から見えていることは、連絡の基本の一つです。
F必要に応じて速報(要約・要旨)と具体詳細報に分けて2段階で伝えること。
連絡では、第一報のスピードと内容の正確さ・必要な情報の詳細を共有することの両面でより的確な情報共有化が進みます。
さあ、以上の中で少しでも意識したり、実践したりしていたことはいくつありましたか。
早速、やっていなかったことで、必要だなと思ったことを一つ選んで実行してみてください(スモールステップ)。
そして、継続して実践し習慣化していきましょう。
それでは、また次回。
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「連絡(情報共有化)の実践スキル」
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B必要に応じて、口頭での連絡にプラス文書・メモの二刀流で共有すること。
連絡の要点・ポイントは口頭で伝え、間違いが起きそうな場合や正確さが要する内容は文書で伝えることが必要です。
C重要で大切な連絡を貰ったら、その後で必ずOKメッセージを返す(感謝、役立ったよ、助かるよ、またお願いします)。自分の連絡が役立ったと思った相手は、また必要な情報をすぐに連絡してくれるようになり、情報が集まる人になることができます。
D悪い情報や気になったことほど、またお客様関連の情報(要望・クレーム)などは、早く伝えて共有化すること。
お客様の要望・クレームに組織的な対応をすぐ行うことできると、顧客の信頼度が増していきます。
E朝の挨拶から始まって、今日の予定やどこにいて何をしているかを必ず周囲に伝えておくこと。
自分が何をしているかが周囲から見えていることは、連絡の基本の一つです。
F必要に応じて速報(要約・要旨)と具体詳細報に分けて2段階で伝えること。
連絡では、第一報のスピードと内容の正確さ・必要な情報の詳細を共有することの両面でより的確な情報共有化が進みます。
さあ、以上の中で少しでも意識したり、実践したりしていたことはいくつありましたか。
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