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相談対応力1〜4つのレベル別の相談に応える
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今回のテーマは、相談を受ける側の相談対応力1:「4つのレベル別の相談に応える」です。
部下からの相談に応えることができるとは、どういうことでしょうか。
もちろん相手の求めていることや期待に応えた結果を出すことです。
そして、もう一つ上司・リーダーとしての意図・目的にも見合った結果を出すことでもあります。
職場での部下からの相談には、おおよそ以下の4つのレベルに分けられます。
@知らないことを聞く相談:この相談は、新人や中途入社、異動してきた人などが、仕事でまだ知らない専門用語や、知識・技能についての質問の相談。
この相談に対してはすぐに回答して、理解を確認し知ってもらう・分かってもらうことです。
Aどうしましょうか相談:この相談は仕事の中でどうしたらいいのか分からない、又はうまくいなかい時にアドバイスを求める相談。
この相談に対しては、基本的には教える、助言することとなります。
但し、同じことを何度も来るとか全く考えていない場合には、それだけでは十分ではなく、質問して考えさせることが必要になります。
Bこうしましょうか相談:この相談は、こうしたらいいという自分の意見を持っていて、確認するため(先に承認してもらう)ための相談です。
時には100%までの自信はないので、何らかのアドバイスを期待していることもあるでしょう。
この相談に対しては、相談してきた人の意見を質問することによってさらに明確なものにする、深める、高める、その上でプラスαのアドバイスをすることになります。
Cもっとこうしたらいいのでは相談:この相談は、Bのこうしましょうか相談がもっと進んだ段階(提案と言える相談)です。
Bの相談が本人自身の仕事についての範囲だとして、このCは仕事の範囲でもこれまでとは違う仕事の進め方の提案であり、さらには職場や部門の仕事についての問題提起や提言的な相談という内容になります。
この場合には、もはや一方向的なアドバイスではなく、双方向の対話をしてお互いの考えを合わせて、深めることでさらにより良い解決策や提案内容を一緒に創り上げるということになります。
このように一口で「相談」といっても相手の求めることや相談内容にもレベルがあるのです。
どんな相談でも、様々な相手からの相談に対して、ただアドバイスをする、自分の意見を述べるだけで済むわけではありません。
まずは、相談にきた人が何を求めているのかを掴むことが大切です。
その上で、本人が求めるものを本人自身にも考えてもらうこと、そして対応する上司・先輩が一緒になって考えることです。
次回は、その際の具体的な対応のスキルについて述べていきます。
それでは、また次回で。
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