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仕事の主人公になる対話B
〜“〇〇さんはどう思う?”
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前号のテーマは「仕事の主人公になる対話A、“スキルの前に必要なこと”」。
積極的傾聴の3つのマインド(心構え)
1)共感的理解【共感】
2)無条件の肯定的関心【承認】
3)自己一致【誠実】
そしてこのマインドを基にして、傾聴の実践スキルを実践し、メンバーとの関係をつくる。
メンバー(部下・後輩)が話しやすい、話しかけやすい、話したくなる人になること。
仕事の主人公になってもらうためには、メンバーを理解し、そのために傾聴し、そしてこちらの話にも耳を傾けて貰う関係をつくることがスタート。
そして、今回のテーマは「仕事の主人公になる対話B、“〇〇さんはどう思う?”」。
私は最初の会社リクルートで、9年間の在職中12名の直属上司の元で働きました。
1年以上同じ上司の下にいなかったのです。
勤務場所(職場)も6回変わった。何と異動の激しい会社であったかことでしょうか。
そして、同じ事業部の中でその他にも多くのマネジャーを見てきました。様々なタイプの人がいました。
その中で一つの共通点は、言い方は違っても、必ず
と言っていい位「五十嵐、オマエはどう思う?」、「五十嵐ならどうする?」と自分の意見、考えを問われることでした。
自分の意見がなければ会議に出なくていい、といった風土でもあったのです。
当時(私が新人の頃)は、「コーチング」と言う言葉は、まったく聞いたこともありませんでした。
ところで、もちろん社員もいろいろなタイプがいました。
今MBTIと言うパーソナリティ(タイプ)診断がネット上でも流行っているようですが、社員の名刺の裏にそのタイプ診断のコメントを載せていました。
さて話を戻して、仕事に関して、関心事であっても、なくても、自分の直接の仕事や業務課題でなくても、自分の意見を述べる、自分で考える事、これが本日のテーマ“〇〇さんはどう思う?”と言う問いかけです。
そのためには上司、リーダーは部下・メンバーに、部下の立場であっても上司、先輩に問いかけてみましょう。
「〇〇課長はどうお考えですか?」。「〇〇さんならどうされますか?」
自分の考えについて、問いかけ、聞いてくれることは、その(問いかけられた)相手の人によって受け止め方は違うことでしょう。
自分の意見に関心をもって聞いてくれるとプラスに捉えて、考えを積極的に述べる人から、問いかけられたことについて考えていない(考えを持っていない)ので内心困ってしまう人迄様々です。
とは言え、人は問いかけられるとその答えを考えるものです。
まして、前回までの@、Aでお互いの関係が出来ていたのでしたら、答えようとしてくれることでしょう。
すぐ、答えが出ない場合は、内容によっては「明日まで考えておいて」と宿題にしてもいいかもしれません。
本日のテーマは、「仕事の主人公になる対話B、
“〇〇さんはどう思う?”」。
相手(上司、同僚、部下、関係者)に、自分の頭を使って自分の答えを考える問いかけをすることでした。
それではまた次回。
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