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職場の報連相レベルアップB
「真・報連相と旧・報連相の違いは何か」
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現在のテーマは『職場の報連相レベルアップ』。
私の研修のベースになっている考え方は、一般社団法人日本報連相センターの『真・報連相』。サイトはこちら⇒ https://www.nhc.jp.net/
今回は、『真・報連相』の基本の考え方を「真・報連相と旧報連相の違い」としてをお伝えします。
この『真・報連相』と従来型(世間一般に言われる)「報連相」(以後は「旧・報連相」と記します)との違いは大きく3つあります。
一つは、「報連相」を個人のスキル(仕事の進め方)と考えるか、組織で共通する情報共有の進め方と考えるかの違い
二つは、「報告」「連絡」「相談」の定義(意味付け)の違い
三つは、「報連相」をする側だけから考えるか、する方と受ける方の双方を考えるかの違い
一つ目について
「旧・報連相」は、新入社員研修から始まり多くの場合、仕事を始めたばかりの新人に「報告」「連絡」「相談」の仕方を教えます。
「報連相」のポイントを調べるとあるサイトでは、以下のような項目が上がっていました。
●正確に伝える
●適切なタイミングで行う
●結論から述べる
●相手の都合を考慮する
●解決策を考えておく
基本的な事柄ですが、こちらをすべて実施しても必ずしも役立つ(効果的な)報連相になるとが言えません。
なぜかと言うと手段は「目的」によって変わるのです。
そして、「相手」(社内:上司、先輩、同僚、後輩、他部署、等/社外:顧客、関係先等)が求めていることや期待、相手の特性・タイプによってどんな手段がいいかが決まるのです。
◎全て正確な情報と言えなくても、状況の変化や分かっている範囲で伝えること
◎適切なタイミングと言えなくても、相手の都合に合わなくても「悪い情報はすぐ伝える」
◎結論を言う前に、相手に必要な状況や背景・前提を伝えること
◎解決策が考えられなくてもとりあえず相談する
と以上のことが必要な時もあるのです。
二つ目については、
「報告」「連絡」「相談」の定義(意味付け)は、基本的意味・目的は各人バラバラではなく、組織(最低限、職場や部署内)で共通認識されていることが大切です。
皆さんの、職場で「報告」「連絡」「相談」の意味目的を訊いたら、似たような答えが返ってきますか?それとも各自バラバラですか?
(真・報連相に基づく「報告」「連絡」「相談」の意味目的は前々号:No395でお伝えしました) http://igajin.seesaa.net/article/511966543.html
三つ目については、
「報告」がうまくできるかどうかは、報告をする側(部下、後輩)だけではなく、報告を受ける(上司、先輩)側の受け方も含め双方の関係によるのです。
「連絡」も同じく。
そして、「相談」がうまく出来る職場は、相談する人(相談を活用する人)と相談に乗る人(相談対応力)の双方がうまくできないといけないのです。
『コミュニケーションは50:50
(フィフテイ:フィフテイ)』は、報連相でも同じです。
こちらもご覧ください
⇒「効果的なコミュニケーションの3つの基本」
それではまた次回
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