そして、多くの場合自分自身の仕事(研修、セミナーや人材組織コンサルティング、コーチング)や訪問した営業場面で口にする。
本や人の話を、以前よりや深いところの意味までを掴もうとする意識が働いているからだろうか、または仕事柄、話をすることが多いのでそのためのインプットなのだろうか(それは前からそのはずだが)。
ただし、どこで聞いた話なのかをメモしておかないとすぐ忘れてしまうのも最近多い。
この1ヶ月以内で印象に残った言葉の一つが標題の
「一人の百歩より、百人の一歩」。
会社の経営者や組織をマネジメントする人であれば、その意味が良く分かる言葉だと思う。
私は、組織をマネジメントする人のサポートや育成が仕事なので、その意味を考えてもらうという立場ではある。
一人の百歩で経営がされている会社・組織は結構多い。それでも持っていれば良いのだろうが、ずっとそのままでは行かない。
百歩を歩めるその一人が永遠に存在しないからだ。
このような言葉は、比喩的な表現なので、分析的に考えてもしようがない。それぞれの文脈や解釈で使えばよいのだ。
私は、一人が百歩進む(少数の人が引っ張る)のではなく、百人が一歩進み続ける(全員が力を出している)組織にしていくことに意味があると思う。
ブログ・サイトでこのコトバを調べたら、多くの経営者の方々や社会のリーダーを言われる人が結構使っている。
政治家のある方は、一人一人が身の回りの小さなことから始める「スモールサクセス運動」や「多数者革命」と言う意味で使っていた。
その中で日本電産の永守社長がよく使っている言葉として紹介されていた。
不定期ビジネスニュース「一人の百歩より,百人の一歩」
そうだ、テレビ東京の「カンブリア宮殿」を見て、永守社長の話を聞いたのでその時の言葉かも知れない。
そこでの意味は「一人で百歩進める人を探すより、百人が一歩前に進むような意識を変えることが大切だ」ということのようだ。
会社を買収して、経営者、従業員そのままで高収益を上げる会社に再生した同氏ならではの言葉だ。
ラベル:名言