今月(平成22年3月)の日経紙の私の履歴書は、ユニチャーム会長の高原慶一朗氏。
現在掲載中ですが、途中までの感想です。
高原氏は、この欄に載るどの経営者とも同様に、強い成長や達成のエネルギーを持っていることは間違いありません。
それと同時に、実践家であり、かつ勉強家(理論家)であることも強く感じました。
3月20日付の原稿の中で、リーダーは部下に対して「要望性、共感性、通意性を求められるが、そのベースになる信頼性がが希薄になっていた。・・・」という記述があった。この4つの要素は、私の最初の会社R社の研修事業部のメインプログラムLDP(リーダーシップ開発プログラム)によるもの、おそらく当時かその後にユニチャーム社は、この研修プログラムを活用していたのだろう。
翌日21日付けには、4つの革命と題して、1つ目にスーパーのルートによる流通販路。
2つ目に技術による製品開発。
3つ目が、研ナオコを活用したCM。「まだお厚いのがお好き?」というセリフは、おそらく40代後半の方なら覚えていることでしょう。
4つ目は価格。商品力で、今で言う顧客価値の高い商品を成長市場に投入しても高めの価格設定で、かつシェアを勝ち取っていった。
これはまさにマーケティングの4P〔プレイス、プロダクト、プロモーション、プライス〕。
氏は「4つの革命。マーケティングの醍醐味だ。」と表現している。
そして、日経紙での掲載は前後しているが、3月18日付けの記事では、1980年(昭和55年)に初の減収減益後、1年後に紙おむつ市場に参入して、世界市場の巨人P&Gからトッシェアをもぎとったチャレンジ精神。
高原慶一朗氏はニュービジネス協議会の会長も務められた方。
その前はCSKの大川功会長(2001年没)。その後は志太勤(シダックス会長)。
アントレプレナーという言葉ももてはやされ始めた時代だった。
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2010年03月21日
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