昨日(7月14日)、第17回ABネット例会を開催いたしました。その報告です。
今回のテーマは『ドラッカーに学んだ住宅街のカフェの経営』。
講師は、宮の森の住宅街にあるカフェジリオのオーナー藤井伸之助氏。
18年間東京でのサラリーマン(教育機関の広告・PRの企画営業)を経て、40歳で今回のテーマであるカフェの開業準備に入り、3年前にカフェジリオをオープンされた。なぜ、カフェの経営に至ったのかを、幼少期から学校時代の経験から、そして就職した会社での運命的な出会い、開業までの学習と戦略、そして開業後の実践についてお話いただきました。
個人的な感想をいくつか。
一番印象に残ったのは、同じ職場で同郷(北海道出身)の女性との出会い、その彼女がお菓子職人になると言う“情熱”に触れたことを契機にして、カフェ開業に至ったこと、です。
(その女性が、現在の藤井さんの奥様でジリオのパティシエ)
1時間20分という時間の中で、話者自身の生い立ちや学生時代での思いや学び、サラリーマン時代、専門学校の広告・PRの企画営業担当として学んだこと・実践したこと、その時代から学び続けていたドラッカー他、マネジメントの考えを元に、珈琲の業界研究、最後にカフェジリオの戦略と実践、という見事な話の構成。
若き日に読んだ亀井勝一郎の“平凡”と言う言葉に隠された意味(話者藤井さんの深い解釈)。今日も昨日のままで、自分らしさであり続けることの難しさ。
ドラッカーに関しては、顧客にとっての価値の創造を、商品そのものとそれを買い求めたお客様がお客様を呼んでくるというマーケティング。
できそうで、できない企業(事業)のあり方を追求した結果、カフェジリオはお客様の支持で、住宅街で4年目を迎えています。
是非、札幌及び近郊に住んでいる方、また札幌を訪れた方は、このお店に足を運んでみてください。
『ドラッカーに学び、“平凡”と“情熱”を心に、カフェの経営』と出会うことができます。
お店兼住宅については、こちらを。
例会(講話)の後の懇親会は、講師を含め18名も参加。
大学生、大学院生、(オリンピック出場を目指す)スケルトンのホープ、また初参加の方も5名と新鮮かつ多彩な顔ぶれで、盛り上がっていました。
自分の仕事をマネジメントとマーケティングの観点で見直した方も多かったであろうと思われます。
関連ブログです。
「“替わり”のきかない仕事をしている人は誰か」
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2010年07月15日
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