有資格者の専門家(士業)だけではなく、様々なジャンルの専門家、実務家が「あの先生(講師)、話している中身はいいんだけどねぇ。」から抜け出し、「是非この先生に相談しよう!」と思ってもらえるための紙上講座だ。
実際に著者坪田まり子さん自身、独立して最初の2週間の挨拶回り以降、営業をしていないで紹介だけで年間10ヶ月は、講師業でフル稼働となっている。
しかし、この本は、講師テクニックやスキルがたくさん書いてあるが、ただそれだけを扱う指導書ではない。
独立したのが『未来ある人を応援したい』という思いから。
そして自称『幸せ配達人』の坪田まり子さんならではの、ご自身の実践を通した学び、実績そして誠意のこめられた書だ。
「先生は何のために話をなさいますか?」
専門家の先生方対象の講師養成講座で坪田さんが最初にする質問。
この質問に対する答えは、先ず、あなた自身で考え、次に本書を手にとって(もちろん購入して)つかんでもらいたい。
そしてこの本は、1回読むだけではなく、実習(印象づくり、笑顔・表情、発声、話の組立て原稿のづくりなど)を繰り返して、活用する学習実践書だ。
まさに紙上講座といえる内容。
著者坪田まり子さんは、教師志望であったのが、全然違う仕事で社会に出て、22歳で大きな挫折を味わう。その後二番目になりたかった仕事である秘書を13年され、38歳の時にチャンスがあり講師として独立され、今は東京学芸大学の特任准教授(キャリア支援)も務める。
〔本書あとがきより〕
独立前に1度、直後に1度お会いしたことのある私には、本書を開くと坪田まり子先生の声が聞こえてくる。
お会いしたことがない方でも、ご自身の仕事を通して人に役立ちたいという誠意があり、「講演」「講師」又は人前で話すことを通して、人によい影響を与えたいと心底思っている人には、必ず伝わってくる書だ。
そして、坪田まり子先生に会いたくなると思う。
なぜなら「本書百読も先生一見に如かず」だから。
とは言え、今すぐには会えない私も「実習を実践しながら、本書百読」を目指したい。
私自身、講演で営業というレベルに自分を磨き、そしてもっと人に役立ちたいと思うから。
ご参照「坪田まり子のホームページ」
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