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4月16日から日経朝刊の総合一面で「(迫真)リクルートの子どもたち」のタイトルで、元リクの活躍ぶりを伝える記事が連載されている。
今年2月8日に76歳で亡くなったリクルート創業者江副さんのお別れ会が3月16日に行われ、そのちょうど1か月後の連載開始。
おそらく、2月に亡くなって以降なんらかのリクルート関連の記事をという企画案ができ、3月16日のお別れ会前から取材開始、その後も継続して取材・執筆を始め、1か月後のスタートとなったのだろう(かってな推測です)。
リクルート事件という負のイメージはあっても(日経においても事件に関連して元社長の辞任)、2003年の江副さんの有罪判決で事件は完了(裁判判決確定)。事件後、一時ダイエ傘下に入ったが、その後独立し1994年に一兆四千億円あった有利子負債も2006年度に完済。バブル崩壊期に多大な負債を抱えてつぶれた金融機関(都銀、大手証券)他の企業、公費投入で生き延びた銀行や他社に救済された大企業は多いが、自力で1兆円以上の借金を返したケースは皆無なのではないか。そして、2012年に持ち株会社を設立して、事業部門やグループ会社はすべて独立事業会社となり、社長も5代目峰岸さんとなる。
そのなかで、今回の連載記事。確かにリクルート関係、そして元リクルート関連ではネタは尽きない。
私が思い浮かべるだけでも、
@なぜ、リクルート事件があっても会社業績は急速に落ち込んで縮小せず、逆に業績を伸ばしたのか?
➁なぜ、1兆4千億円もの借金を自力返済できたか?
B創業社長江副さんが退陣でしても、経営には影響はなかったのか?
C前項@、➁とも関連するが、なぜダイエー傘下から独立できたか?(ダイエー自体の要因もあるが)
⓹社員がなぜもかくもたくさん辞めていく(独立していく)のか?
(しかも、たくさん辞めていっても、事業は変わりなく展開している。おまけに辞めた会社に〔スピリットに〕愛着を持っている)
➅独立・創業だけではなく、他の企業に移っても、なぜ多くの人材が経営者・幹部として活躍しているのか?
F政治家(国会議員や知事、地方議員)や学校経営(高校)、先生などいわゆるビジネス以外の分野への転身もいるのは、なぜか?
私には、上記の7つの質問に全てに的確な回答を出せるだけの情報収集力と判断力はない。
リクルート社員と元リクルートに培われた(可能性のある)共通的な要素について、元リクの発信している情報と私の体験から「リクルート度」(10の特徴)を考えてみた。
上記の質問への回答に関係する主要因とも言える。
1.会社のためにが第一ではなく「個人(自分も相手も)」を大切に、自分のために仕事をする。
2.役職が上がってもそのこと自体はたいしてエラクはない、と思ってる。
3.年齢、性別は、仕事には全く関係ない。一番は個人の能力差とその発揮度と考えている。
4.好きな仕事は大好き(当たり前か?)で、キライな仕事も好きになる(要素を探す)。しかし、イヤな仕事を無理してやり続けるなら辞めた方がいいと思っている(今は社員から異動できる制度もあるらしい)。
5.目標達成しないと(成果が出ないと)仕事ではないと思っている。
(どれだけ時間をかけたかは、仕事の評価とほとんど関係ない。)
6.失敗をあんまり恐れない(間違ったら直せばいい)。何もあたらしいことうをしない方がリスキーと考える。
7.仕事の成果は、上司からの評価ではなく、お客様の評価で決まると思っている。また、お客様に評価されるために(つまり役立つために)を最大限に考え、行動する。
8.他人の力は活用するが、依存しない(自主独立の気構え、親会社なんかいらない!銀行からは金は借りるが、頼らない)。
9.専門能力、スペシャリティを持つことはエライが、その人を活用してもっと大きな仕事をする方がもっとエライと思っている(マネジメント力又は目標達成のための資源活用力がある)。
10.いろいろあっても、会社を離れても、リクルートという会社の人と風土と経験と価値観等々は大好き。
以上はあくまでも私の主観です。
そういう私自身はリクルート度はそんなに高くない。かも?!(半分位に〇がつく程度かな)
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2013年04月19日
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