
このころ地元の会社(といっても全国企業の地域会社)から、管理者向けのコーチング研修企画の要望ももらい、榎本さんを引っ張ろうと思いましたが、企業向けにはまだ力をかけられないとのことで、地元で既にコーチングをプロとしていたカウンセラーの方やその知人で東京のコーチを紹介してもらい、2001年11月に初めて2日間のコーチング研修を企画実施(私はサブで)。ということで北海道内ではかなり早くマネジメントにおけるコーチング研修を手がけました。ここでパーソナルコーチングそのままではマネジメントの方法として活用するのはやりにくい面もあることが見えてきました。
並行してコーチングに関する書籍はかなり読みつくしました(最近は少し出すぎているので、適当に取捨選択していますが)。ヒューマンバリュー編著の「コーチングの技術」を読んで関心を持ってティモシー・ガルウェイ「インナーテニス」他のインナーゲームシリーズを読んだり、コーチ21の関係著書を読んで、コーチングといっても幅広いのだなあと感じました。
(本格的にコーチングを学ぶ方にお薦めは「コーチング・バイブル」)
その後2002年は縁あって全国の地方自治体の研修でコーチングをプログラムの半日セッションとか、時には2日間コーチングのプログラムを実施する経験に恵まれ、CTIで学んだことと今までの経験を元に、組織の管理者向けのコーチングをメインに行なってきました。
リクルート時代にお世話になった浜川良介トレーナーと組んで、道内企業の管理者研修でコーチング又はMBO(目標による管理)とコーチング研修をいくつか実施しました。ここでは研修のフォローとして「メールコーチング」を試み、受講した管理者の方々の職場実践について様々な経験をご一緒して学ぶことができました。S生命札幌支社の4名のメンバーと実施したグループコーチングのセミナー(2時間を全6回)では、営業及び営業マネジメントにコーチングを活かすというプログラムで試行錯誤しながら、それなりの成果とまた反省点を得ながらコーチングの応用の幅広さを感じています。
現在は、状況対応リーダーシップ(SLU)の考え方とコーチングの連動を管理者研修で試み、キャリアカウンセリングでコーチングを活用したり、また本業の一つである人事経営コンサルタントとして社長のコーチングを不定期継続的に実施しています。