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今回のテーマは「報連相はマネジメントの大事な基本」です。
前回、報告については「職場において自分が担当する業務の結果や状況は管理責任者である上司へ常に伝えておくことが必要です」とその必要性を記しました。
既に「報告は義務」とお伝えしたように、報告は個人の裁量でするしないではなく、しなくてはならないことです。その理由はなぜかを考えてみましょう。
報告の内容である、指示・依頼された案件(事項)の結果は、指示・依頼した人(主に上司)にとっては、それを知ることが、次に何をするかの判断に必要な情報なのです。それが確実なモノであり、かつ、予測した(予定)していたことと違えば、当然指示・依頼した人(主に上司)は、自分の仕事上の判断を変更する必要が出てきます。報告がなければその適切な判断(判断の変更や状況への対応)ができなくなるのです。
例えば、自動車販売会社の営業所長であれば、自分の部下3名(Aさん、Bさん、Cさん)の営業活動の見込みや受注の成果(成否)を知ることができないと、自分の営業所の状況を上司に報告できないばかりか、営業所の目標達成のために必要な手を打つことができないということになるのです。
次に連絡です。
連絡は仕事で必要としている情報を共有化することと述べました。
直接の業務の遂行状況や結果だけではなく、業務遂行の中で様々な情報を得ることになります。また、自分自身のことでも伝えておくべき情報も発生します。
営業担当者であれば取引先の冠婚葬祭の情報やもっと営業に直接的な競合先の食い込み情報など。
さらに言えば、仕事の基本であり、管理(マネジメント)の基本のひとつでもある「PDCAサイクル」を管理者がまわすためには、部下からの報告と連絡が不可欠なのです。
管理者が自分の仕事つまり職場をマネジメントしていくためには職場のメンバと、そしてメンバー相互間の報告と連絡が不可欠なのです。
その職場の報連相を適切に行われるような仕組みと風土をつくることはマネジメントそのものと言っても過言ではないのです。
最後に、相談。
相談は、職場で二人以上でより良い問題解決を図ることと述べました。まさに職場と言う複数名の集団で仕事をしていることのメリットでもあり必然性でもあります。
相談はもちろんまず、「一人で困ったら他者からアドバイスをもらうこと」だと述べました。これも組織(複数の集団)で仕事をすることの意味です。
職場のメンバー同士が、気軽にかつ率直に、そして真摯に相談ができるようになれば、お互いが自分一人のアタマを使うだけけはなく、他の人のアタマを活用できるのです。
相談が出来る上司(管理者)、また相談がしやすい職場は、一人で困ることがなく問題解決が進む職場になっているということです。
以上で、「報連相はマネジメントの大事な基本」であり、「報連相は職場のマネジメントそのもの」とういうことをご理解いただけたでしょうか。
次回は、「組織でのコミュニケーションとして報連相のスキル」を考えていきます。
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2016年05月09日
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