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「会社(職場)では、「解決の会話」と「問題の会話」のどちらが多いですか?」と問われたら、あなたの答えは、どちらですか?
その前に「解決の会話」、「問題の会話」って何ですか?と言う疑問が出てくるかもしれませんね。
それでは、この2つの会話の具体例を見ていきましょう。
B会社の課長と係長の会話。
W課長「Y君は、どうも報告がよくないな。いつも、
報告が遅いし、特に悪い話はいつも後回しだ。
日報の書き方もなっていないし。自分のやった
ことしか書いていない。君どう思う?」
X係長「まったく、課長のおっしゃるとおりです。
私もほとほと手を焼いています。その点では、
Z君は報告や連絡はいいと言えばいいのですが、
相談がいつも『どうしたらいいでしょうか?』
で、自分で考えずに頼ってばかりで、困った
ものです。」
W課長「確かにZ君は、何をしているかはよく分かる
が、自分一人では仕事が進まず手がかかるなあ。
Y君は、その点自分の考えで動く所はいいが、
彼の場合には、もっと早めに相談してくれれば
いいんだがな。」
X係長「まったくその通りですね。一体どうしたら
いいのものでしょうかね。」
隣のG会社の課長と係長の会話。
A課長「C君は、結構自分の考えで動けているようだ
が、もう少し報告をよくしてくれるともっと早め
に手を打てると思うんだが、係長はどう思う?」
B係長「そうですね。C君はウチの部の中でも、自立
している方で、ミーティングでも積極的に自分の
意見を述べるし、なかなか見所がありますね。
但し、自分一人で抱えてしまう点があるので、
もっと報告を頻繁にしたり、早めの相談してく
れると助かりますね。」
A課長「C君はどうしたらもっと報連相がよくなるか
な?」
B係長「上司や先輩の力をうまく借りることも、いい
仕事をするために必要だということを分かって
もらおうと思っています。少しこちらから、様子
を伺って、『どうだうまくいっているの?』と声
をかけて、聞いてみます」
A課長「そうか、頼むよ。僕も2、3日に1度位は、
声をかけてみるから。その他、何か私ができる
ことがあったら、遠慮なく言ってくれよ。」
B係長「分かりました。また様子をみて報告しま
す。」
あなたの職場では、どちらの会話多くありそうですか?
B会社とG会社の課長と係長の会話のどちらの方が
現実感がありますか?
言うまでもなく、前者が「問題の会話」、後者が
「解決の会話」です。
そして、明らかに後者の「解決の会話」が多い職場、当たり前の会社が、組織が活性化して問題があってもどんどん解決して、掲げたビジョンや目標へ向かっていく会社です。
熱心な幹部・管理者ほど、部下や職場の「問題」を発見・指摘し、その原因追究してしまう傾向があります。
それより「目指す職場の状態」や「良くなっている部下の姿」を示し、「そのためにできることは何?」と問いかける。そのような「解決の会話」が大切です。
この「解決の会話」があふれる職場作りを進めるのが
『ソリューションフォーカス(解決志向)』です。
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2017年10月15日
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