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今日のテーマ: 『「スケーリング」を活用しよう』
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今日のテーマは『「スケーリング」を活用しよう』です。
「スケーリング」って何だと思いますか?
ネットで検索すると最初には「歯科で、歯石をスケーラーという器具で除去すること」と出てきますが、もちろんそんな意味のお話ではございません。
私が実施した課題解決研修、コーチング研修を受けた方で「解決志向(ソリューションフォーカス)」のセッションがあった方はご存知だと思います。
「スケーリング」とは、一言で言うと『解決を前進させるためのモノサシ』のことです。
他には『できること(能力)をもっと伸ばすためのモノサシ』とも言えます。
問題が完全に解決した状態(解決ゴールに達成した時)を10点として、現状は何点だと感じられるかを評価することです。
能力向上であれば、高めたいスキル項目が完璧にできている状態を10点として現状を点数付けすることです。
解決の取組の場合は、次のような質問をします。
「問題が完全に解決した状態を10として、最低だったスタート時を1だとしたら、現状は何点だと感じられますか?」と本人に聞きます(自分の問題であれば自問自答して点数を付けます)。
図示すると以下の様なイメージです。
今6点!(6点分まで、スケールを塗りつぶす)
現状の点数をきいたら、さらに次の3つの質問をします。
質問➀:10点満点の姿(解決・達成した状態)は?⇒具体的な状態を答えて貰います。
質問➁:現状は6点として、その点数分の中身は(できている点、進んでいる点、等を聴く)
質問➂:1点前進して7点にするためにできる事は何(具体的な行動)?
◆スケーリングを有効活用するポイント
➀スケーリングは、「本人にとって」の主観的なモノサシで、点数は何点でも構わない。
➁何があるからその点数なのか、プラス面を聞く(点数=リソース)。
➂何点だと答えても、そこから1点前進するためのスタート地点 (1点アップの行動=スモールステップ)
これを使うことで、本人が解決したいことのコーチング、部下後輩の能力向上を図る育成支援に活用できます。
是非問題解決の相談を受けたり、部下指導したりする必要があれば、「スケーリング」と「スケーリングクエスチョン(質問)」を活用してみてください。
皆さまの『【スケーリング】を活用しよう』で、やってみた結果で少しでも前進したこと、気づいたこと、感じたことを是非教えて下さいね。
過去に実践したケースでも大歓迎です。
ご返信(いい仕事のヒント実践での学びの分かち合いをお待ちしております!
それでは、また次回。
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