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コーチングで最初に必要なスキルは何?
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さて、今回は私が担当した研修テーマで最近多かった「コーチング」について思っている所を述べていきます。
「コーチング」という言葉は、聞いたことがあると思います。
人によってそのイメージや意味合いが違うかもしれません。
本ブログ読者の中には既に「コーチング」の研修やセミナーに参加したことのある方も多いことでしょう。
コーチングとは何か、一言で言うと「相手の自発的な行動を促進する質問を中心とした対話のコミュニケーション技術」といえます。
マネジメントにおけるコーチングとは『マネージャー(リーダー)がメンバーとの質問を中心とした対話を通してメンバーの認識・思考・行動のレベルを高めてメンバー自身が自らの能力向上、目標達成や課題解決を主体的に進めていくように促進・支援すること』です。
質問を中心とした対話技術である「コーチング」で最初に必要な、又は土台となるスキルは何でしょう。
皆さんは、何だと思いますか。
コーチングといえば「質問のスキル」でしょう。
いやいや、何と言ってもまず「傾聴するスキル」です。
という声も多いのではないでしょうか。
私も10年くらい前は「傾聴のスキル」と答えていました。
実は今は「傾聴する」より前に見ること、「観察のスキル」と言っています。
相談や人事評価又は1on1の面談、打合せなどの対話場面では「傾聴」から入ることは大事です。
しかし、日常の職場で、またマネジメントにおいては、話をして聞く場面だけではなく、まず相手(部下、メンバー、同僚、上司等)をよく見ること、出来るだけ観ることが大切なのです。
いつも忙しくしているAさん、何故か最近きつい表情が多いBさん、どんな時も笑顔がたえないCさん、自分の世界に没頭してしまうことが多いDさん、・・・といろいろな人が見えて来ることでしょう。
・・・と、そのいつものAからDさん(その他の人も)が最近変わった、あるいは今日はいつもと違う、ということに気づいていますか?
ということで、実は見る(観る)ことは、聞くこと以前に他者とのコミュニケーションを取る際の第一歩なのです。
相手を見るということは相手に関心を持つことであり、相手を気にすることでもあります。
必要であれば声をかけたり、そこまでしなくても何か言われたときに見ていてい感じたこと(プラス面でも少しマイナス面でも)を口にして、さらにコミュニケーションを深めるきっかけにもなるのです。
あなたは職場で周りの人を観ていますか、お客様やお取引先、仕事で関係する人をよく観ていますか。
そして、もちろん職場や仕事場面だけではなく、家庭で家族も、友人や遊び仲間と会った時にも。
観察のスキル、それでは何をいつ、どのようにするのかは、次回お伝えします。
それでは、また次回。
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2023年09月19日
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