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「効果的な相談(相談の活用と相談の対応)
をするために」その2
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インタフェース五十嵐仁です。
いつも本ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今回のテーマは、前回から引き続き「効果的な相談(相談の活用と相談の対応)をするために」その2
です。
前回は、【部下の声】に応える相談を受ける側
(上司)の対応の仕方のヒントでした。
今回は、主に【上司の声】に応える相談する側
(部下)が相談をうまく活用する方法について
述べていきます。
【部下の声】【上司の声】については、以下のブログをご覧ください。
『相談は双方向のやりとり、上司の声、部下の声」
● 相談する人に求めたいこと・相談のコツ
1.説明する自分自身が状況を整理してよく理解する
上司への相談の「目的」は、アドバイスとか指示を求めるものですから、相手が判断できるように、わかりやすい状況説明をしなければなりません。
そのためには、まず「自分自身」が、状況を整理して把握していることが必要です。
5W1Hで「自問自答」して、状況を整理し、よく理解してから相談しましょう。
5W1Hは、「なぜ、なに」/「どこ、いつ、だれ」/「どんな方法」と3つに区切って、日本語で覚えておくとよいでしょう。
複雑な状況や、込み入った話を整理するのに役立ちます。
2.相手の理解度を推察しながら、それに応じた説明をしましょう
次に、相手が、予備知識(相談事の背景や関連する知識・経験)を持っているかどうかを推察し、また話しながら感じとる必要があります。
「相手」の持っている予備知識がどの程度かによって、簡潔な説明でよいのか、ある程度詳しく説明したほうがよいのか、説明の仕方を変えましょう。
聞き手が予備知識を持っていれば、事実を簡潔に述べるだけで十分です。
持っていない場合には、相談内容の事実だけでなく、「経緯(いきさつ)」とか「全体状況」などの関連情報も伝えないと、相手には理解できません。
理解できなければ、相手は質問します。
その質問によって相手の理解度とか、知りたいことがわかります。
さりげなく、どの程度知っているか訊いてみるのもよいでしょう。
3.わかりやすい表現を工夫しましょう
時として、畑違いの人にも相談することがあります。
その場合には、自分が普段使い慣れている専門用語を使わないように気をつけましょう。
パソコンの操作がわからないときに、マニュアルを読んでみてもわからなかった経験はありませんか。これは、自分の知らない専門用語が出てくるからです。たとえ話を使うと、わかりやすくなります。
もちろん、自分も相談相手も、その分野の専門用語に通じている場合には、専門用語を使ったほうが効率的な相談ができます。
場合によっては、メモ、図、絵、グラフ、表など、目に見えるものにすると自分の頭の中も整理できるし、相手にもわかりやすいものです。
ここまで、相談する人の相談の仕方についてお伝えしてきました。
最後に、相談を受ける上司、先輩へ、前々回の【上司の声】、【部下の声】にあるような困った状況にならないための方法(相談のコツを伝える)をお話しします。
● 相談を受けた時に、相談する人に相談のコツを伝えてあげましょう
・問題が起きた場合には、躊躇(ちゅうちょ)することなく相談してくれていいよ。
・相談内容によっては、相談者である「相手」の余裕のあるなしも考えて手段を選ぶといいよ(相手が忙しそうだったら、Eメールや文書での相談と、面談を併用する)。
・込み入ったこと、複雑な内容の相談の場合には、朝一番で「おはようございます。実は、仕事のことで相談にのってほしいのですが。今日、時間をとっていただけないでしょうか・・・」という手もあるよ。
・相談の「目的」を明確にし、少しでも自分の意見を持って相談したほうがいいよ(そうしてほしい)。
・5W2Hで、状況を整理してから相談する(相手の知らない背景、経緯なども手短に伝える)ほうがいいでしょう。
・自分の相談したいことを話すだけでなく、相談相手の話にもよく耳を傾けることも大事。
・相談したら、必ず結果報告をすること、もちろん感謝も忘れずに伝える。そうするとまたこころよく相談にのってくれるよ。
さあ、いかがでしたでしょうか。
相談に乗ってあげて、さらに相談の仕方も教えて、相談する方と相談を受ける方の双方にとって、「相談しやすい、相談しがいのある人(上司)」、「分かりやすい相談、応えやすい相談ができる人(部下)」となることを目指していきましょう。
それでは、また次回。
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2024年03月25日
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