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大切な言葉➅「美点凝視」
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大切な言葉シリーズ第6回は『美点凝視』。この言葉も「戦略行動学講座」の中で知った言葉です。
「美点凝視」とは、人の短所ではなく、長所を見つめることです。
相手の長所や強みを見つけ、そこに見ることで、相手に好意を持つことができ、その相手とのいい関係をつくることができます。
また見つけた長所や強みについて相手を認め、褒めることで相手を伸ばすことができます。
また、別の活用の仕方としては、自分自身にもこの「美点凝視」を向けることです。
自分自身の美点凝視ができると、自己肯定感が高まり、自信を持つことができるようになります。
部下や後輩の指導育成の役割と持つ管理者やリーダーにとってこの「美点凝視」は大切な意識、習慣になるといえます。
私は、研修で部下の短所、欠点、問題点を見つけることが得意な人ほどマネジメントに向いていない人はいない、と言い切っています。
長所・強み、短所・弱みは裏表と言えます。
人の特性の欠点やマイナス面の方ばかりに視点が向き、意識が向けられると、そのできていない点を指摘し、注意し、教示、ネガティブなフィードバック等で相手のダメな点を直そうということになります。
人はできていない事、不得意なこと、不十分なことを指摘や注意されてばかりだと、自分自身確かにそれは言えると認めていたとしても、いい気持ではなく、いやになってしまいやる気を失ってしまうことも少ないと思います。
それに対して自分の長所、強みを見出してくれてその点を認め、褒めてくれると、さらに良くしよう、頑張ろうという気持ちになるものです。
「美点凝視」の由来は「人はその長所のみ取らば、すなわち可なり。その短所を知るを要せず」(人を用いるというのはその長所のみ活かしていけば良い。短所は構わないことだ)【江戸時代の儒学者、荻生徂徠(おぎゅうそらい)の言葉】と言われています。
「美点凝視」あなたは意識していますか?できていますか?」
それでは、また次回。
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