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解決ゴールに近づいている点を探そう
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現在のシリーズテーマ「問題をなくすことより目標【目指す姿】へ向かおう」で,前回は「ゴール(目標)は明確にしよう」でした
今回は、この「ゴール(目標)を明確にすること」と同時に、現時点でそのゴール(目標)に向けて、少しでも進んでいる点、部分的にはできている点等、を探すことです。
つまり「解決ゴールに近づいている点を探そう」です。
問題解決に取り組む際に、目指す姿へ向かう際に、私たちはできていない点、うまくいっていないこと等の問題点に目が行き、同時になぜできないのだろう、うまくいかないのだろうと考えてしまうことが多い。
なぜできないのだろう?という原因探しの方向へ行くと、解決が出来ていない自分の弱みや問題点の掘り下げになったり、周囲や条件の問題点等を口にしてできない理由探しになったりすることもあります。
原因らしきものが見えたとしても、それはすぐなくす事ができなかったり、外部の問題や環境条件であると簡単に変えることが出来ないものが多いのです。
それよりも、これまでそして現時点で目指す姿(解決ゴール)に近づいている点、すなわち解決ゴールに向けて以前よりも少しでも進んでいる点、部分的にできている点、場面や状況ではうまくいっていること、を探すのです。
そうする方が前向きな気持ちになりますし、肯定的な考えにもなります。その中で解決に役立つことや使えることも見えてきます。
「解決ゴールに近づいている点を探そう」を具体的に進める方法として『スケーリング(点数付け)』があります。
スケーリングは、目指す解決ゴールを10点(満点)として、現時点で何点が自己評点をつけることです。
そしてその点数分の中身を考えることです。
例えば、まだあまり進んでいないので「3点」とします。
普通はなぜ3点なのか点数が低い理由や現状ではまだできていないことに意識が行きますが、そちらではなく、3点とつけたその3点分の少しでもてきている点、進んでいる点を口に出す(書き出す)のです。
このできている点、進んでいる点を【リソース】と呼びます。
※スケーリングでは、10点から1点の間で評点を付けます。つまり0点はありません。
少なくとも問題だと思っていること、そして目指す解決ゴールが明確になっているだけでも1、2点と言えます。
点数分の中身(リソース)を明確にするためには、(その問題の主役:解決の主体者に)以下の質問をすることです。
(3点の中身について)
「以前より現時点で少しでも(目指す姿に向けて)進んでいることは何ですか?」
「以前よりできている点があるとしたら、それは何ですか?」
「どんな場合や状況では、うまくいっていますか?」
「問題について見えている点や整理されて点はどんなことがありますか?」
ということで、足りない部分(今回では7点)ではなく、現時点でも解決ゴールに近づいている点を探していきましょう。
それではまた次回で。
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2024年11月25日
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