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計画性と偶発性(あなたはどっち?)
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前回のブログ「振り返りをしよう、目標を立てよう」で、
“15日頃までには昨年(過去5年)を振り返り、今年(これから)の目標を考えましょう。
そして、書き出して出来れば公言しましょう、広く周りに知らしめましょう!”
と書きました。
いかがですか、目標を書き上げましたか。
年末年始の休み(大晦日と正月3日を除いて)で、この
1月中に実施する地方自治体の「政策形成研修」と
「キャリアデザイン研修」のテキスト作成(正確には、前者は新規作成、後者はこれまでを見直し作成)をしていました。
この「キャリアデザイン研修」で取り上げた2つのキャリア開発理論の1つに“計画された偶発性(計画的偶発性)”理論があります。
これは一言で言えば、個人のキャリアの8割は予想外の出来事や偶然の出会いによって決定されるという考え方です。
この理論を提唱した米スタンフォード大学のクランボルツ教授らが米国の一般的な社会人を対象に行った調査によると、18歳の時になりたいと考えていた職業に就いている人は2%にすぎませんでした。
また社会的な成功をおさめた人のキャリアを分析したところ、約8割の人が「自分の現在のキャリアは予期せぬ偶然によるものだ」と答えました。
この考え方について、私はかなり同感です。
私自身,最初のキャリアとなった会社(リクルート社)に入ったのも、たまたま就職モニターのバイトをしたことがキッカケ。
その会社を辞めて次の会社に移ったのは、東京日本橋の丸善書店で手にした1冊の本がキッカケ(でその著者が主催する講座に参加したのがさらなる契機となる)。
但し、この転職は、次のキャリアビジョン(というか人生戦略)を立てた上でのステップで、既に次の次を見据えていた。
ということで、現在の会社をウチの奥さん(弊社取締役)と二人でつくって、今の仕事をすることは、社会人1年生の時は全く想像もしていなかった(当時は、一生一つの会社で頑張ろう派であった)。
本日テーマ「計画性と偶発性(あなたはどっち?)」でお伝えしたいことは、ビジョンを描き、目標を立て計画をつくって進むことも大事だが、同時に予期せぬ出来事や偶然の出会いを活かすことも両方大事だ、ということ。
その偶発性を活かすためには、ただ待っているのではなく、次の5つの意識を持つことがポイントです。
➀新しい経験や情報に興味関心を持つ“好奇心”
➁新しい環境や状況の変化に対応する“柔軟性”
➂自分の思いや信念、夢を簡単に諦めない“持続性”
➃何があってもなんとかなるさという“楽観性”
➄結果が見通せなくてもチャレンジする“冒険心”
自分自身を振り返ると、特にこの大変だった5年間でも➁の柔軟性、➃のなんとかなるさの楽観性は、十分に発揮してこれたと思う。
但し、正直な所、➂の目標への持続性と➄の冒険心がやや弱くなっているかなと感じるところがある。
※こちらもご参考に
【大切な言葉A「縁尋機妙・多逢聖因」】
【大切な言葉➂ 柳生但馬守の「縁」について】
今年のキーワードは「チャレンジ」,そして「出来る事はすぐやる(スモールステップ)」を途切れなく続けていくこと、そして飽くなき「振り返り(=次に活かす=成長する)」の3つです。
将来の目標とその計画も大事!
そして今、今日のちょっとした出来事・出会いも大切に!
それではまた次回で。
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