昨日(6月4日)の日経新聞文化欄(北海道地区版、40面)で「森と湖の国 教育の深み」という記事を目にしました。最近よく聞くフィンランドメソッド(フィンランドの学校教育の方法)についての記事、筆者はこの教育方法を日本への紹介者、北川達夫さん。
フィンランドは人口520万、北海道よりは約40万少ない程度、ほぼ同じ規模といえる。面積は約4倍。国土の1/4は北極圏内。68%が森林、10%が湖沼。公用語はフィンランド語(約90%)とスウェーデン語(約6%)、その他多数の言語。
※ 参照ブログ「つきみ学習帖」
記事によるとこの教育法は「生徒から引き出すことを基本にし、考え方を教える」とのこと。「先生はこう考えました。何でそう考えたかというと…」と意見の筋道を見せてから、「みんなはどう考え方いって見ましょう」と考えさせる。
また「ノートにカルタ(マインド・マップ)を書きましょう」ということで、脳の機能に沿ったといわれる、テーマから放射状にアイデアを連想させる。
私が「フィンランドメソッド」という言葉を目にしたのは、研修の仕事で、学び実践しているアクションラーニングの昨年4月の研究会のテーマから。
今年の7月は、この北川さんを講師にセミナーを開催するようです。
一昨日の、北大の石村先生とのミーティングと今回の記事から触発され、北海道も教育から変えていくというアプローチも十分あるなと思いました。
私の専門は企業研修ですから、いわゆる「成人学習」ですが、小学校・中学校の教育、また高校や大学などの教育方法にも効果的に活用できる手法(アクションラーニングも含めて)がたくさんあります。
そんなこと考え始めさせた記事でした。
2008年06月05日
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