2009年09月03日

ネットコミュニケーションでのアクションラーニング

先日(9月1日)初めてTV電話をしました。

相手は北陸(石川県)在住のアクションラーニングのNさん。

Nさんについては、数年前からブログの「コーヒー・ブレーク」「がまがえるのつぶやき」「アクションラーニング活用研究会」のサイトをときどき覗いて知っていた。

最近、訪問した東京のホテルの人事担当次長にアクションラーニングを紹介。その後、メールや電話でやり取りする中で、コンサルティングの話が出てきた。相談をスカイプのTV電話を使ってできたら音声電話だけよりやりやすいのでは、と思った。

さらに、そういえば今後、東京、大阪、札幌など拠点間でアクションラーニングを展開する際にTV会議システムを使ってできるとこれまた便利だと感じた。

その時「アクションラーニング活用研究会」で、スカイプを活用したネットでのアクションラーニングセッションの紹介を思い出した。exclamation

早速Nさんにメールをして、1日にTV電話で初めてお話した。

現状は参加申込者が少なく、実際のセッションはまだ実施していないということだった。
確かに、直接会ってセッションを行うのと比べて難しい点はいくつかあるが、折角なのでトライアルはしてみる価値があると思った。

それで、アクションラーニングコーチでスカイプを使える人(まだ使っていない人に始めてもらい)、またスカイプを使いこなしている人でセッション経験のあるメンバーを集めて、Nさんと一緒にセッションをしましょう!と提案。

まずは、札幌(北海道)でもう一人のコーチKさん(サイトはこちら)に声をかけ、ネット関係に弱いというKさんにSkypeのダウンロードから始めてもらうこととした。この1ヶ月でTV会議まで進んでもらう。一人メンバー確保(かな)。

次には、今年1月から実施しているアクションラーニング実践コースに参加メンバーにも声をかけよう(明日あたりから)。

さて、1ヵ月後にトライアル方向をできることを。乞うご期待。

がまがえることNさんのブログは、こちら「Skypeによるテレビ会議(ALセッション)」

しかし、こちらのブログを読んだら、TV会議システムにはさらに別なソフトのインストールが必要らしい。
さらに勉強(試行)せねばexclamation×2

banner_04.gif←読んで関心持ったらクリックしてね→人気ブログランキングへ
posted by じんさん at 21:30| ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | コーチング・AL・SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

対話について(1)〜アクションラーニング実践コース最終セッションから

昨日(6月27日)、アクションラーニング実践コース第6回会合の最終セッションのテーマは、メンバーの社長の極めて重大な経営課題であった。

そのテーマ自体が、最終会合だからこそ提示されたことだろうし、またその内容も最終セッションで扱うに相応しいものであった。

そして、そのセッションのプロセスと結果も、まさに創造的であり、問題提示者にもチームのメンバーにも発見と気づき、そして学ぶことが多いものとなった。


世の中の多くの組織(会社、公的機関)で経営陣(役員、幹部間)においても、また中間管理者層の中においても、どれだけ相互に語り合い、考えるべきテーマが取り上げられているのだろうか?

また、取り上げられたとしても、本当に「オープンにフラットに、ポジティブに」なってその課題に取り組むコミュニケーションが行われているのだろうか?

大事なことは、ここで必要なコミュニケーションは「議論」ではなく「対話」であることだ。


「議論」(意見を出し合う話し合い)は、対立や分裂をもたらし、せいぜい課題の断片的(部分的)な解決策へ向かってしまう。

「対話」(質問し答える話し合い)は、共有化と共感をもたらし、その時点でとらえられる課題の全体像から最適に近い解決策を導く。


もちろん、議論で考えが深まることもあるし、対話で表面的なことで終わる場合もあるだろう。


しかし、チームや組織等の集団で物事を前進させるためには「対話」というアプローチをもっともっと活用していくことが有効だと思う。


banner_04.gif←読んで関心持ったらクリックしてね→人気ブログランキングへ
posted by じんさん at 21:00| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング・AL・SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

今月は3回アクションラーニング体験会を実施

今月は6月6日(土)、9日(火)、そして昨日18日(木)と3回、アクションラーニングの体験会を実施しました。

6日は、今年1月から始めた「アクションラーニング実践コース」のプレセッションとして、主に企業の経営者、幹部、また起業家の方々が参加。その時のメンバーを中心に7月から第2期の実践コースが5名でスタートします。

9日、18日は、主に人事研修部門の管理者とラインの管理者、リーダーでこのアクションラーニングをご理解いただき、活用をご検討いただく体験会。

経営や事業の課題解決、組織力・チーム力を高める手法として、東京、大阪を中心に、全国ではかなり知られてきたアクションラーニングですが、道内では知名度はまだ高くないので、今後も体験会(ワークショップ)を通して、多くの方にその良さを実感していただければと思っています。

昨日18日の体験会参加者Kさんがブログに感想コメントをアップしてくれたので、是非そちら「アクションラーンニング参加しました」もご覧下さい。

7月には、会社に導入したり、職場で展開する上で理解を深める「アクションラーニング基礎講座」を開催します。こちらでは、このアクションラーニングの中核となる「質問会議」の進行役アクションラーニングコーチも体験してもらい、より深くアクションラーニングの仕組みを学ぶことができます。また、会社での展開方法や活用事例も具体的に紹介致します。

まだ、参加可能ですので、ご関心のある方はこちらをご覧下さい。

以下は、アクションラーニングに関する、ブログ記事です。

「研修で本当に学ぶことができるのか?〜アクションラーニングという選択肢」
「『「チーム脳」の作り方』〜アクションラーニングの職場実践書出版」
「アクションラーニングを体験しませんか2009」


banner_04.gif←読んで関心持ったらクリックしてね→人気ブログランキングへ
posted by じんさん at 06:50| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング・AL・SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月20日

アクションラーニング講座の再受講とチャレンジ課題『統合的な対話』

一昨日上京し、昨日(5月19日)は講座を受講してきました。
講座は、「シニアAL(アクションラーニング)コーチ養成講座」です。

私自身は、2006年に認定シニアALコーチの資格はとっていますが、
その後、講座のカリキュラムが変更されたことと、7月に札幌でアクションラーニング基礎講座を今年も実施するので、その準備も含めての再受講でした。

講座参加者は、企業研修のトレーナーや人材開発コンサルタントの経験豊富なプロの皆さん、企業業内アクションラーニングコーチとして人材育成やプロジェクトに取組まれている方々でした。

今回は3日(回)コースの初日でしたが、前回受けたSALC講座との違いは、講座自体がレクチャーより実習・体験学習が中心で、しかも実践的になったと感じた。

例えば、アクションラーニングの説明実習もインタラクティブ(簡単にいうと「質問対話方式」)で行い、そのフィードバックをする。
知的な理解のための説明から、いかに「質問」「振り返り」に重要性を感じていないフツーの人(経営者、管理者、担当者)に関心を持って本人自身がその気にさせるか、がポイント。

アクションラーニングの手順書自体もかなり実践を踏まえて応用がきくものになっていた。

私が学んだことを3つ上げると、
1)研修でのインストラクション、ALの説明、ALセッションの実施のどの場面でも、“場”づくり、雰囲気が重要ということ。

2)その場づくりのためには、まず「質問」して、相手(メンバー)が、その頭の中でリフレクションを起こすようなやりとりをすること。

3)具体的スキルとしては、「フォローアップ質問」、「相手の質問を引き出す」、「メンバー相互質問」など。

以上のことは、研修場面やALセッションだけではなく、日頃の仕事上でのコミュニケーションや営業場面、また生活上でも同じく活用できる。

1対1の対話、グループとの対話、グループ内・グループ間での対話に、これまで学んできた「コーチング」「アクションラーニング」「真・報連相」さらに「ソリューションフォーカス」も統合した対話の実践を継続して行きたい。

今回の講座で、講座参加メンバーからの刺激やエグゼグティブコーチの示唆、そして相互体験学習・フィードバックを活用してこの「統合化」とその実践力を身につけたい。

初回講座を受けて、チャレンジ目標・課題が明確になった私です。わーい(嬉しい顔)


アクションラーニングに興味を持った(北海道)の方は以下へ。
アクションラーニングを体験しませんか2009
アクションラーニング体験セミナー(札幌、6月9日)
「第3回札幌アクションラーニング基礎講座」(7月9日・10日)

全国の方はこちら(下記へ)
NPO法人日本アクションラーニング協会
大阪近辺の方はこちら(下記へ)
「アクションラーニング基礎講座(大阪、7月15日・16日)」


banner_04.gif←読んで関心持ったらクリックしてね→人気ブログランキングへ
posted by じんさん at 11:36| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング・AL・SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

コーチングについて最近読んだ2冊の本

 先週、コーチングが書名に入ったている本を2冊読んだ。


 
 1冊は「苫米地式コーチング」苫米地英人著、。もう1冊は「幸せの種をまくコーチング・ワークショップ」高木善之著、PHP研究所。

 前者は、書店でちょっと手にして関心を持ったが買わなかった。たまたま友人が読まないと進めてくれたので借りて読んだ。

 苫米地さんの本は、以前「夢をかなえる洗脳力」という本を読んだ。印象に残っているのは、時間は過去から現在、未来へ流れるのではなく、未来から、現在そして過去へ流れている、という考え方。
 過去の苦しいことや悪かったことも、現在そして未来をよくすれば、すべて糧となる、という見方。これはなるほどと思った。

 しかし、今回の「苫米地式コーチング」はいくつかの点で参考にはなったが、という程度であった。
 参考になった点は、「出来る人は『問題』に意識を向けて聞き、人を伸ばす人は『相手』に意識向けて聴く」ということ。
 もう一つ、人を伸ばす人の3つの大切な力は、
@自分とは異なる相手を「受け入れる力」
A相手との対話を成立させる「伝える力」
B相手の可能性を「引き出す力」
 初めての言葉ではないが、あらためてなるほど、という感じがした。

 この書で初めてルー・タイスという人を知った。「コーチング」創始者とあるが、「コーチング」は一人の人が作ったものではないというのが私の解釈。あくまでも「苫米地式コーチング」のベースとなる≪コーチング≫のことであろう。

 
 もう1冊の「幸せの種をまくコーチング・ワークショップ」もコーチングがメインのテーマというよりは、著者高木善之さんの提唱する「地球村」のワークショップを紙上でコーチング的に再現した本。
(コーチング的に再現というより、ワークショップ自体がコーチング的であったといった方が正確かもしれない)
 しかし、実際にはコーチング的なのかどうか、ある面ではプレゼンテーション、説得型的コミュニケーションともいえる。

 苫米地さんの本をは対照的で、社会の未来を変えていく中での個人の変化・成長を説いている(というより投げかけている)。苫米地さんは個人の願望や夢を実現するためのコーチングといえる。

 両方とも、著者の考え方に触れたり、理解しようという人には良いが、コーチングを学ぼうとか、人材育成や組織開発のためのコーチングの本ではない、と感じた。幅広い意味でコーチングを学ぶ、深める面ではいくらか役立ったとはいえる。 

banner_04.gif←読んで関心持ったらクリックしてね→人気ブログランキングへ
posted by じんさん at 10:23| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング・AL・SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
banner_04.gif←読んで面白かったらクリックしてね→人気ブログランキングへ