2015年01月07日

お正月休みの課題〜会議の本10冊読破

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今年の研修企画のメインテーマの一つが「会議(ミーティング・打合せ)研修」の企画です。

もう6年も前になりますが、「3つの会議セミナー」のテーマで、『質問会議(アクションラーニング)』、
『解決会議(ソリューションフォーカス)』、『見える会議』の3つの会議(問題解決ミーティング)を体験的に学ぶセミナーを開催しました。

今回は、この「3つの会議セミナー」ベースの一つとしながら、以下の3つのコンセプトで取り組みます。

(1)問題解決研修で効果を上げている「問題解決ミーティング」手法を職場で活用できるようにする。

(2)実際に職場で行われている「会議(ミーティング・打合せ)」の問題の本質を掴んで改善向上を図る。

(3)会議に関わる➀主催者(経営者・幹部管理者)、➁会議の司会又は進行役(多くの場合、左記の➀とかねている場合もあるが、ここでは別に人の役割とする)、➂会議参加メンバーの三者のどの立場でも役立つ会議セミナー・研修の企画とする。


机上の研修企画で終わらず、実際に会社の職場(現場)で活用・実践できるように、現場情報やこれまでの会議の考え方や手法、経営者・幹部の意見、社員の考え方等、様々な情報収集・分析・把握を行っていきます。

この正月休みは、これまで買ってななめ読みであったり積読であった「会議本」を課題図書として、読了しました。

以下の8冊です。

1)1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術
 〔斎藤岳著、2008年、東洋経済新報社〕
2)もっとすごい! 非常識な会議 会議を楽しくする黄金のコツ26
 〔釘山健一著、2006年、ソフトバンククリエイティブ〕
3)「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本
 〔釘山健一著、2008年、すばる舎〕
4)「話し合い」の新技術
 〔堀 公俊著、2005年、プレジデント社〕
5)会議が絶対うまくいく法
 〔マイケル・ドイル&ディヴィッド・ストラウス著、2003年、日本経済新聞社〕
6)会議でヒーローになれる人、 バカに見られる人
 〔吉岡英幸著、2005年、技術評論社〕
7)会議革命
 〔齊藤孝著、PHP研究所、2002年〕
8)すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!
 〔大橋禅太郎著、大和書房、2005年〕

後、今回の休みではななめ読みだった本9)と会議辞書のような本10)も参照しています。
9)決めない会議―たったこれだけで、創造的な場になる10の法則
 〔香取一昭、大川恒著、ビジネス社、2009年〕
10)ミーティング・マネジメント―効果的会議の効率的実践
 〔八幡紕芦史著、生産性出版、1998年〕

本の次は、この1月いっぱいで実際の経営者、幹部管理者、研修担当者10名以上へのインタビュー(ヒアリング)です。



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posted by じんさん at 22:19| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦め本・書評など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月16日

一家を構えた若い二人に必携の1冊「社労士パパが教える子育て世代のライフプラン」

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先日のNHC(日本報連相センター)全国大会でご一緒した天野勉さんの著書を拝読しました。
書名は、『社労士パパが教える子育て世代のライフプラン』。


私の本業は企業研修のトレーナー(講師)で、会社内におけるライフプランやキャリアプラン研修は、担当したことはありますが、こちらは個人・家庭主体のライフプランです。

キーワードは「自分が主人公となるライフプラン」。
このテーマというか勉強(学習・教育)は、これまでなかなかなかったと思います。

小中高の学校教育や大学教育は、基礎学力や知識(教科・科目)の勉強、そして専門科目の習得はできても、自分の人生をどのように生きていくかについての知識や考え方は教えてくれていません。

かっては、家庭や近所のおじさんおばさん、お兄さんお姉さんや親せきづきあいの中で教えてくれた情報も今の社会ではなかなか得ることが出来ない環境です。

会社に入ってからの企業研修では、仕事や会社のためのビジネススキルやマインド・考え方、担当業務の専門教育はなされても、あくまで会社(組織)と仕事のためです。

社会に生きていくためには、「個人・仕事(会社勤め又は自営)・家庭(親戚も含む)・社会(知人・友人の交友・交流)」それぞれの領域での能力(知識・スキル・考え方)の向上が必要です。

しかし、社会で最低必要な一般知識とわずかの専門知識を学校で学び(学歴)、多くの場合男性と女性の一部は、仕事(会社)でその大部分の時間を能力を使い、女性の多くは、結婚して子供が出来た場合には家事、そして育児と家庭生活の中心を支え、さらに途中から収入を得るための仕事をする。という現状はそう大きく変わってないのではないかと思います。

私自身は、最初の会社を離れる1年前に自ら受講した講座(『脳力開発』)をきかっけで、人生戦略(当時は、「個人・仕事・家庭」の3分野での人生長期ビジョン〔目的と目標〕)を作成することが出来ました。その結果、その後2社を経て、結婚後独立しました。この講座に受けて人生戦略を考えなければ、今の仕事をできていなかった、少なくとも違った状況になっていたと思います。

男性であれば、会社に勤めたらよほど大きなことがなければ、仕事に追われて(もちろん趣味にかなり重点を置く方もおおいでしょうが)人生戦略、つまりライフプランを考えないことが多く。女性の場合には、(正直よく分かりませんが)結婚して家庭ができれば、家事・育児に追われて、やはりライフプランを考えないことが多いのではないでしょうか。

少し話が長くなりましたが、是非結婚して家庭を構えた若い方々(少し上のシニアの方ももちろん)是非、夫婦で一読していただき、また何度か読んでいただき、「自らが主人公のライフプラン」を考え、作っていただければと強くお勧めします。

本書を読んで、私の印象に残った言葉は「ワークライブバランスは寄せ鍋」論。始めて聞いた「イクボス」「イクジイプロジェクト」等々。分かりやすい言葉、文章で読みやすく、そして考えるきっかけとなる本です。

個人や家庭をサポートするお仕事のかた、つまり生命保険の営業の方、住宅営業の方(家はライフプランの中で大きな買い物です)、家族・個人カウンセラー、社労士や弁護士の方のもお勧めです。

専門職の方は、この本に書いてある知識は知っているという方も多いでしょう。しかし、この本でいうところの「自らが主人公のライフプラン」を考え方、視点からその専門的なサービスを提供することをしていただきたいのです。自らの会社や仕事のためと言う視点に偏らず、本当にお客様である「子育て世代」に寄り添った営業であり、寄り添ったサービス提供です。

最後に、さすがNHC(日本報連相センター)会員である著者は、本書にその基本的な考え方「3つの視点」等も展開しています。

報連相センターの理念は、「情報の共有化を深めることで、人と人とを結び付け、互恵の関係を広げ、深めます」

その意味では、「真・報連相」(NHCの考え方)の理念を活かした本とも言えます。

「自らが主人公のライフプラン」を考える人が増えることにこの書が役立つことを確信しています(^o^)/


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posted by じんさん at 22:59| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦め本・書評など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月13日

あなたは何屋さん?〜黒木亮「カラ売り屋」を読んで

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今年に入って4冊目の本、黒木亮「カラ売り屋」(講談社文庫)を読んだ。
書名の「カラ売り屋」と「村おこし屋」、「エマージング屋」、「再生屋」の4つの中編小説が収めらている。
「カラ売り屋」はタイトルから分かるように株取引、「村おこし屋」は地域活性化のコンサルタント、「エマージング屋」はアフリカ、アジアの新興国との金融取引(銀行)、「再生屋」は企業の民事再生の弁護士が主人公。

それぞれの仕事のプロとしての主義があり、企業組織や既成社会への反発心や批判的な登場人物が活躍する。村おこし屋は、社会を斜めに見て自己がもうかればいいという悪徳コンサルタントだが、その友人の主人公と対比的に描かれている。再生屋はバブル期の銀行に乗せられ経営者とその会社の後始末の再生の顛末記。

巻末の江波戸哲夫の解説にあるように「カラ売り屋」と「エマージング屋」は、著者自身の20年以上の国際金融、証券取引の専門家としての経験を背景とした小説。一方「村おこし屋」と「再生屋」は、著者の綿密な取材力と自身の体験(地方出身)と独自の視点に基づく小説。江波戸の言葉を借りると「先の二作のプロフェッショナルな情報性と、後の二作の持つドラマ性と言う両輪に乗って、黒木の作品世界は一層旺盛に展開していくに違いない」。

年末年始に読んだ「法服の王国」は紛れもなく後者の流れの作品。
日本の現代社会における前近代性、自分経営者としての独立した個人と大企業組織、地方と中央(国)などの背景とさらにグローバルな経済世界での経験は交差する作家黒木亮。彼の今後にさらに期待したい。



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posted by じんさん at 21:31| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦め本・書評など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月03日

『フラノマルシェの奇跡』から学ぶこと

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このブログを目にした皆さん「フラノマルシェ」はご存知でしょうか?
北海道の方でしたらかなり多くの人が、町づくりや商店街活性化に関わる人でも多くの人が知っていると思います。

国が2006年に示した中心市街地活性化の方針で「コンパクトシティ」で、2007年から富良野市で民間を中心に商工会議所や市役所のメンバーが中心になりスタートした「中心市街地活性化基本計画」の第一段階で2010年にオープンした「市民の憩いの場」、そこに集う人への「まちの情報発信の場」であり、市民と観光客の交流する「町へのおもてなしの場」「まちの縁側」の施設です。



本書は、この「フラノマルシェ」が、まだ影も形も、名前もなく、ただ、中心地にあった病院が移転し、その跡地の計画がほとんど何もない、「そんなこと許されていいと思います?」と著者が言われたところから始まる物語です(と言ってももちろん、実録です)。

とはいえ、中心市街地活性化計画の実現の単なる記録の書ではなく、そのプロセスが個性的な登場人物と共に口語体というか方言体も一部入り、漫才チックでオヤジギャグもちりばめながら、著書の前二著(「富良野笑市民ライフ」「笑説これが北海道弁だべさ」)に負けない面白さ。割合は少ないが計画やその分析などについては真面目チックに語られている。

これ以上の内容は、実際に本書を手に取って読んでもらうこととして、この書はある面でプロジェクトマネジメントの実録であり、公的な支援や助成金を活用したまちおこしの成功事例である(まだ進行形ではある)。
一筋縄ではいかない、地域での合意形成(共感づくり)【第1章第8話コンセンサスづくりに東奔西走の日々】やお役所(経産省)とのやりとり【第4章第3話思わぬ役所の壁】は極めてリアリティもあり、率直な語り口。

学んだことと言うか、記憶に残った言葉の数々を最後に述べる。
〇まちづくりに欠かせない3つのファクター「パッション(情熱)」「ミッション(使命感)」「アクション(実現に向けての具体的な行動)」
〇「まちづくり」とは「まち育て」、これはたとえて言えば「子づくり」と「子育て」、「つくる」は短期戦だが、「育てる」は長期戦。
〇「ないものねだりの、あるもの無視」と言う態度をあらためて「あるもの探しの、あるもの活かし」

特にこの3つ目の言葉は、私の企業研修での「解決志向」のアプローチそのもの。
また全体を通して仲間づくり(本書では「一味」&「ソウルメイト」)がやっぱり、不可欠だ。

さあ、あなたもこの本を読んで、大変なことを楽しく、面白く成し遂げる、やり続ける世界の一味へ、ようこそ!


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posted by じんさん at 18:59| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦め本・書評など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月02日

黒木亮著『法服の王国』小説裁判官〜を読んで

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年末年始の課題図書(昨年買った積読〔つんどく〕からまず読む本)3冊の内の1冊目『法服の王国(上・下)』を2年がかり(平成25年12月30日〜平成26年1月2日)で読了しました。


プロローグは平成18年冬(1月頃)、東京高裁長官津崎守が長官室で、2か月後の日本海原発建設差し止め訴訟判決のことを思うシーンから始まる。
そして、すぐにその訴訟の裁判長村木健吾が、大学法学部を卒業し新聞販売店でアルバイトをしながら司法試験の勉強をしていた41年前に戻る。その同じ販売店で、当時は法曹界を目指そうと思ってもいなかった差し止め訴訟の原告団弁護士妹尾猛史が働いていた。この3人が主人公としてストーリィは進んでいく。

素直な感想は、小説の中とはいえ裁判官の仕事と言うか人生を初めて知った。
しかも大半の事件は、現実の裁判の出来事(長沼ナイキ基地訴訟〔自衛隊違憲判決〕や秩父じん肺訴訟〔公害訴訟の救済〕等)と共に進行しているので、司法の世界(裁判所)の変化と共にリアリティを持って感じられた。


全体を通してのメインの裁判は、日本海原発建設差し止め訴訟、そしてラストシーンでの東日本大震災の福島第一原発事故。原発問題を裁判の側面から描いた小説とも言える。

私自身は、裁判所の事務官の研修は担当したことはある。弁護士の知人はいるが、裁判官の知人・友人はいない。裁判官の知り合いがいたら是非感想を聞きたいものだ。とりあえずは弁護士の友人に読んでもらって感想を訊くことにしよう。

作者黒木亮の小説は、事実とフィクションが入り混じった作風なので、まったく知らないプロジェクトファイナンスの小説〔『トップレフト』、『巨大投資銀行』など〕は、かなり読み進めるのも大変だった。
今回の『法服の王国』は裁判シーンでのやり取りは詳細を極め、結構理解が大変だが、ストーリイは面白く読み進めることができた。昨年の正月に読んだ『鉄のあけぼの』と共に黒木亮の最近刊では、お進めの2冊です。

初期の頃の作品は、自分自身の体験をベースにしたと思われるものが多かったが、近年はその優れた取材力と理解・構想力により面白く考えさせられる近代又は現代歴史小説といえるのではないか。

以下は昨年読んだ「鉄のあけぼの」のブログ記事

黒木亮『鉄のあけぼの』を著者の人格で読む


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posted by じんさん at 21:28| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦め本・書評など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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