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11月13日(金)の東北大同窓会講演会、演題『地形から見る日本文明の誕生と発展』、講師竹村公太郎氏のお話しは非常に面白く、壮大な知的エンターテイメントだった。今回1時間の講演でしたが2時間でも、3時間でも聴きたい内容でした(^O^)。〔11月14日fbに記載〕
その竹村公太郎氏の著書『日本史の謎は「地形」で解ける」。少し日は立ちましたが、読み進んでいます。
中でも面白かったのは、第6章「赤穂浪士の討ち入りはなぜ成功したか」、第7章「なぜ徳川幕府は吉良家を抹殺したか」、第8章「四十七士は、なぜ泉岳寺に埋葬されたか」の赤穂浪士シリーズ。
非常にエクサイティングなストーリーだ。徳川家と吉良家の対立や「赤穂浪士」を日本中に知らしめた策謀など、まさに歴史の裏にあるドラマを感じさせる。
吉原遊郭の移転が、江戸の治水の物語というのも極めて興味深い考察。
100年前、200年前は今と地形や地質が違うのは当たり前だが、その事実やデータからの考察は、文献からや人間関係だけのドラマとは全く違う視点からの世界を描き出す。
そして、ブラタモリ以上だ(^o^)/
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2015年12月10日
2015年11月30日
『世界をこの目で』〜黒木亮の最新エッセイ集本日発行(平成27年11月30日)
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黒木亮の最新著『世界をこの目で』(11月30日発行)を読み始めました。発行と同時に著者から贈呈いただきました。
「はじめに」で、著者が「この手のエッセイ集は、最初から順に読むより、興味のある項目から拾い読みした方がすんなり頭に入ると思います。」とあったので、その言葉に従い、まず「おわりに〜マダガスカルの夕日を浴びて」を読んだ。
やはり関心を持って読むと面白い。
最新のエッセイ集の内容は、
第一章 世界をこの目で 9タイトル
第二章 ロンドンで暮らす 8タイトル
第三章 作品の舞台裏 9タイトル
第四章 作家になるまで、なってみて 20タイトル
最初の2章は、書名の通り、取材で「世界をこの目で」見て回り、またロンドン在住での出来事。後半の2章は、作家の裏話というか、作家になるまでなったとの半生の出来事(のようです。・・・まだ読了前なので)
本書の腰巻で成毛眞氏が描いてあるように世界での仕事(国際金融、商社、メディア志望)をしたい学生、そして現実世界を描く作家を目指す若い人にお勧めしたい。
次には、今読んでいる「ザ・原発所長」の取材記『福島第一原発ヘリコプター取材』を読もうと思う。
その次も第三章を次々と・・・なんでも、舞台裏が面白い
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黒木亮の最新著『世界をこの目で』(11月30日発行)を読み始めました。発行と同時に著者から贈呈いただきました。
「はじめに」で、著者が「この手のエッセイ集は、最初から順に読むより、興味のある項目から拾い読みした方がすんなり頭に入ると思います。」とあったので、その言葉に従い、まず「おわりに〜マダガスカルの夕日を浴びて」を読んだ。
やはり関心を持って読むと面白い。
最新のエッセイ集の内容は、
第一章 世界をこの目で 9タイトル
第二章 ロンドンで暮らす 8タイトル
第三章 作品の舞台裏 9タイトル
第四章 作家になるまで、なってみて 20タイトル
最初の2章は、書名の通り、取材で「世界をこの目で」見て回り、またロンドン在住での出来事。後半の2章は、作家の裏話というか、作家になるまでなったとの半生の出来事(のようです。・・・まだ読了前なので)
本書の腰巻で成毛眞氏が描いてあるように世界での仕事(国際金融、商社、メディア志望)をしたい学生、そして現実世界を描く作家を目指す若い人にお勧めしたい。
次には、今読んでいる「ザ・原発所長」の取材記『福島第一原発ヘリコプター取材』を読もうと思う。
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2015年01月18日
『社内研修が「つまらん!」〜”集団力”はどこへ消えた?』
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丸善ジュンク堂書店へ行ってきました。
目的は、会議研修関係の本を探しと、研修関連で何か面白そうな本はないかということでした。
そこで見つけたのが、タイトルにあるこの本。書名がユニークなのと、”集団力”はどこへ消えた?というサブタイトルに興味がそそられたのです。
研修に関して、私の問題意識の一つが「個人力」の向上よりも「チーム(職場)力」の向上の方が、企業の人材育成にとって効果的ではないのか?ということです。
早速買って読了。内容は、ある中堅企業の人材開発部の物語。舞台となる企業は従業員数400名、売上高200億円のメカトロ部品メーカー。
人事部から新たに新設された人材開発部に希望して部長に就任した元事業部長Bさん、課長、女性中堅メンバー、男性若手メンバー4人の会議室でのミーティング。
以下に、各章のキーとなるセンテンス
〇私達人材開発部は、増収増益に直接つながるような研修、人材育成を提供しなければならない。
〇わが社は徹底的に集団力で差別化して、世界に勝つ!
〇集団の4種類 :その定義と/アウトプット
(1)場:同じ空間と時間を共有している人の集団/出会いとキッカケ〔テーマ〕
(2)サークル:同じ価値観や問題意識を持つ人の集団/ビジネスの青写真
〔事業コンセプト〕
(3)チーム:同じ目標を持ち、役割分担を持った集団/新事業の具体化
〔事業システム〕
(4)グループ:同じ属性を持つ人の集団/組織の存続〔オペレーション〕
〇研修の単位は、同じ事業を担当する又は関係するリーダーを組織横断、機能横断的に集める。これを”塊”と呼ぶ。”塊”研修では、4位一体の集団を疑似的(バーチャル)に体験する研修。現実テーマを扱う。
〇”塊”のリーダー研修の後に、その体験や結論を共有する”クォータ研修”
〇”動き”の差別化、新事業、事業の差別化、増収増益の関門突破に向けてトライアンドエラーを繰り返す。
興味・関心を持った方は、是非本書をお読みください。
自社の現状や事業に置き換えて、自社の現在行っている研修を振り返りながら読み進めると、気づきと学びが必ずあります。
これまでの企業内研修の枠組みや人材開発の理論・理屈にとらわれず、また他社事例も参考程度にして、本気で自社の経営における意味のある、成果の上がる研修・人材育成を考えていくことです。
今期のテーマ「会議(ミーティング)研修」も、まさに個人ではなく、チーム・職場やその風土活性化につながります。
『集団力の向上』は今年、いやこれからの研修事業のキーコンセプトになります。
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目的は、会議研修関係の本を探しと、研修関連で何か面白そうな本はないかということでした。
そこで見つけたのが、タイトルにあるこの本。書名がユニークなのと、”集団力”はどこへ消えた?というサブタイトルに興味がそそられたのです。
研修に関して、私の問題意識の一つが「個人力」の向上よりも「チーム(職場)力」の向上の方が、企業の人材育成にとって効果的ではないのか?ということです。
早速買って読了。内容は、ある中堅企業の人材開発部の物語。舞台となる企業は従業員数400名、売上高200億円のメカトロ部品メーカー。
人事部から新たに新設された人材開発部に希望して部長に就任した元事業部長Bさん、課長、女性中堅メンバー、男性若手メンバー4人の会議室でのミーティング。
以下に、各章のキーとなるセンテンス
〇私達人材開発部は、増収増益に直接つながるような研修、人材育成を提供しなければならない。
〇わが社は徹底的に集団力で差別化して、世界に勝つ!
〇集団の4種類 :その定義と/アウトプット
(1)場:同じ空間と時間を共有している人の集団/出会いとキッカケ〔テーマ〕
(2)サークル:同じ価値観や問題意識を持つ人の集団/ビジネスの青写真
〔事業コンセプト〕
(3)チーム:同じ目標を持ち、役割分担を持った集団/新事業の具体化
〔事業システム〕
(4)グループ:同じ属性を持つ人の集団/組織の存続〔オペレーション〕
〇研修の単位は、同じ事業を担当する又は関係するリーダーを組織横断、機能横断的に集める。これを”塊”と呼ぶ。”塊”研修では、4位一体の集団を疑似的(バーチャル)に体験する研修。現実テーマを扱う。
〇”塊”のリーダー研修の後に、その体験や結論を共有する”クォータ研修”
〇”動き”の差別化、新事業、事業の差別化、増収増益の関門突破に向けてトライアンドエラーを繰り返す。
興味・関心を持った方は、是非本書をお読みください。
自社の現状や事業に置き換えて、自社の現在行っている研修を振り返りながら読み進めると、気づきと学びが必ずあります。
これまでの企業内研修の枠組みや人材開発の理論・理屈にとらわれず、また他社事例も参考程度にして、本気で自社の経営における意味のある、成果の上がる研修・人材育成を考えていくことです。
今期のテーマ「会議(ミーティング)研修」も、まさに個人ではなく、チーム・職場やその風土活性化につながります。
『集団力の向上』は今年、いやこれからの研修事業のキーコンセプトになります。
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2015年01月07日
お正月休みの課題〜会議の本10冊読破
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今年の研修企画のメインテーマの一つが「会議(ミーティング・打合せ)研修」の企画です。
もう6年も前になりますが、「3つの会議セミナー」のテーマで、『質問会議(アクションラーニング)』、
『解決会議(ソリューションフォーカス)』、『見える会議』の3つの会議(問題解決ミーティング)を体験的に学ぶセミナーを開催しました。
今回は、この「3つの会議セミナー」ベースの一つとしながら、以下の3つのコンセプトで取り組みます。
(1)問題解決研修で効果を上げている「問題解決ミーティング」手法を職場で活用できるようにする。
(2)実際に職場で行われている「会議(ミーティング・打合せ)」の問題の本質を掴んで改善向上を図る。
(3)会議に関わる➀主催者(経営者・幹部管理者)、➁会議の司会又は進行役(多くの場合、左記の➀とかねている場合もあるが、ここでは別に人の役割とする)、➂会議参加メンバーの三者のどの立場でも役立つ会議セミナー・研修の企画とする。
机上の研修企画で終わらず、実際に会社の職場(現場)で活用・実践できるように、現場情報やこれまでの会議の考え方や手法、経営者・幹部の意見、社員の考え方等、様々な情報収集・分析・把握を行っていきます。
この正月休みは、これまで買ってななめ読みであったり積読であった「会議本」を課題図書として、読了しました。
以下の8冊です。
1)1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術
〔斎藤岳著、2008年、東洋経済新報社〕
2)もっとすごい! 非常識な会議 会議を楽しくする黄金のコツ26
〔釘山健一著、2006年、ソフトバンククリエイティブ〕
3)「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本
〔釘山健一著、2008年、すばる舎〕
4)「話し合い」の新技術
〔堀 公俊著、2005年、プレジデント社〕
5)会議が絶対うまくいく法
〔マイケル・ドイル&ディヴィッド・ストラウス著、2003年、日本経済新聞社〕
6)会議でヒーローになれる人、 バカに見られる人
〔吉岡英幸著、2005年、技術評論社〕
7)会議革命
〔齊藤孝著、PHP研究所、2002年〕
8)すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!
〔大橋禅太郎著、大和書房、2005年〕
後、今回の休みではななめ読みだった本9)と会議辞書のような本10)も参照しています。
9)決めない会議―たったこれだけで、創造的な場になる10の法則
〔香取一昭、大川恒著、ビジネス社、2009年〕
10)ミーティング・マネジメント―効果的会議の効率的実践
〔八幡紕芦史著、生産性出版、1998年〕
本の次は、この1月いっぱいで実際の経営者、幹部管理者、研修担当者10名以上へのインタビュー(ヒアリング)です。
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今年の研修企画のメインテーマの一つが「会議(ミーティング・打合せ)研修」の企画です。
もう6年も前になりますが、「3つの会議セミナー」のテーマで、『質問会議(アクションラーニング)』、
『解決会議(ソリューションフォーカス)』、『見える会議』の3つの会議(問題解決ミーティング)を体験的に学ぶセミナーを開催しました。
今回は、この「3つの会議セミナー」ベースの一つとしながら、以下の3つのコンセプトで取り組みます。
(1)問題解決研修で効果を上げている「問題解決ミーティング」手法を職場で活用できるようにする。
(2)実際に職場で行われている「会議(ミーティング・打合せ)」の問題の本質を掴んで改善向上を図る。
(3)会議に関わる➀主催者(経営者・幹部管理者)、➁会議の司会又は進行役(多くの場合、左記の➀とかねている場合もあるが、ここでは別に人の役割とする)、➂会議参加メンバーの三者のどの立場でも役立つ会議セミナー・研修の企画とする。
机上の研修企画で終わらず、実際に会社の職場(現場)で活用・実践できるように、現場情報やこれまでの会議の考え方や手法、経営者・幹部の意見、社員の考え方等、様々な情報収集・分析・把握を行っていきます。
この正月休みは、これまで買ってななめ読みであったり積読であった「会議本」を課題図書として、読了しました。
以下の8冊です。
1)1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術
〔斎藤岳著、2008年、東洋経済新報社〕
2)もっとすごい! 非常識な会議 会議を楽しくする黄金のコツ26
〔釘山健一著、2006年、ソフトバンククリエイティブ〕
3)「会議ファシリテーション」の基本がイチから身につく本
〔釘山健一著、2008年、すばる舎〕
4)「話し合い」の新技術
〔堀 公俊著、2005年、プレジデント社〕
5)会議が絶対うまくいく法
〔マイケル・ドイル&ディヴィッド・ストラウス著、2003年、日本経済新聞社〕
6)会議でヒーローになれる人、 バカに見られる人
〔吉岡英幸著、2005年、技術評論社〕
7)会議革命
〔齊藤孝著、PHP研究所、2002年〕
8)すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!
〔大橋禅太郎著、大和書房、2005年〕
後、今回の休みではななめ読みだった本9)と会議辞書のような本10)も参照しています。
9)決めない会議―たったこれだけで、創造的な場になる10の法則
〔香取一昭、大川恒著、ビジネス社、2009年〕
10)ミーティング・マネジメント―効果的会議の効率的実践
〔八幡紕芦史著、生産性出版、1998年〕
本の次は、この1月いっぱいで実際の経営者、幹部管理者、研修担当者10名以上へのインタビュー(ヒアリング)です。
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2014年10月16日
一家を構えた若い二人に必携の1冊「社労士パパが教える子育て世代のライフプラン」
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先日のNHC(日本報連相センター)全国大会でご一緒した天野勉さんの著書を拝読しました。
書名は、『社労士パパが教える子育て世代のライフプラン』。
私の本業は企業研修のトレーナー(講師)で、会社内におけるライフプランやキャリアプラン研修は、担当したことはありますが、こちらは個人・家庭主体のライフプランです。
キーワードは「自分が主人公となるライフプラン」。
このテーマというか勉強(学習・教育)は、これまでなかなかなかったと思います。
小中高の学校教育や大学教育は、基礎学力や知識(教科・科目)の勉強、そして専門科目の習得はできても、自分の人生をどのように生きていくかについての知識や考え方は教えてくれていません。
かっては、家庭や近所のおじさんおばさん、お兄さんお姉さんや親せきづきあいの中で教えてくれた情報も今の社会ではなかなか得ることが出来ない環境です。
会社に入ってからの企業研修では、仕事や会社のためのビジネススキルやマインド・考え方、担当業務の専門教育はなされても、あくまで会社(組織)と仕事のためです。
社会に生きていくためには、「個人・仕事(会社勤め又は自営)・家庭(親戚も含む)・社会(知人・友人の交友・交流)」それぞれの領域での能力(知識・スキル・考え方)の向上が必要です。
しかし、社会で最低必要な一般知識とわずかの専門知識を学校で学び(学歴)、多くの場合男性と女性の一部は、仕事(会社)でその大部分の時間を能力を使い、女性の多くは、結婚して子供が出来た場合には家事、そして育児と家庭生活の中心を支え、さらに途中から収入を得るための仕事をする。という現状はそう大きく変わってないのではないかと思います。
私自身は、最初の会社を離れる1年前に自ら受講した講座(『脳力開発』)をきかっけで、人生戦略(当時は、「個人・仕事・家庭」の3分野での人生長期ビジョン〔目的と目標〕)を作成することが出来ました。その結果、その後2社を経て、結婚後独立しました。この講座に受けて人生戦略を考えなければ、今の仕事をできていなかった、少なくとも違った状況になっていたと思います。
男性であれば、会社に勤めたらよほど大きなことがなければ、仕事に追われて(もちろん趣味にかなり重点を置く方もおおいでしょうが)人生戦略、つまりライフプランを考えないことが多く。女性の場合には、(正直よく分かりませんが)結婚して家庭ができれば、家事・育児に追われて、やはりライフプランを考えないことが多いのではないでしょうか。
少し話が長くなりましたが、是非結婚して家庭を構えた若い方々(少し上のシニアの方ももちろん)是非、夫婦で一読していただき、また何度か読んでいただき、「自らが主人公のライフプラン」を考え、作っていただければと強くお勧めします。
本書を読んで、私の印象に残った言葉は「ワークライブバランスは寄せ鍋」論。始めて聞いた「イクボス」や「イクジイプロジェクト」等々。分かりやすい言葉、文章で読みやすく、そして考えるきっかけとなる本です。
個人や家庭をサポートするお仕事のかた、つまり生命保険の営業の方、住宅営業の方(家はライフプランの中で大きな買い物です)、家族・個人カウンセラー、社労士や弁護士の方のもお勧めです。
専門職の方は、この本に書いてある知識は知っているという方も多いでしょう。しかし、この本でいうところの「自らが主人公のライフプラン」を考え方、視点からその専門的なサービスを提供することをしていただきたいのです。自らの会社や仕事のためと言う視点に偏らず、本当にお客様である「子育て世代」に寄り添った営業であり、寄り添ったサービス提供です。
最後に、さすがNHC(日本報連相センター)会員である著者は、本書にその基本的な考え方「3つの視点」等も展開しています。
報連相センターの理念は、「情報の共有化を深めることで、人と人とを結び付け、互恵の関係を広げ、深めます」。
その意味では、「真・報連相」(NHCの考え方)の理念を活かした本とも言えます。
「自らが主人公のライフプラン」を考える人が増えることにこの書が役立つことを確信しています(^o^)/
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先日のNHC(日本報連相センター)全国大会でご一緒した天野勉さんの著書を拝読しました。
書名は、『社労士パパが教える子育て世代のライフプラン』。
私の本業は企業研修のトレーナー(講師)で、会社内におけるライフプランやキャリアプラン研修は、担当したことはありますが、こちらは個人・家庭主体のライフプランです。
キーワードは「自分が主人公となるライフプラン」。
このテーマというか勉強(学習・教育)は、これまでなかなかなかったと思います。
小中高の学校教育や大学教育は、基礎学力や知識(教科・科目)の勉強、そして専門科目の習得はできても、自分の人生をどのように生きていくかについての知識や考え方は教えてくれていません。
かっては、家庭や近所のおじさんおばさん、お兄さんお姉さんや親せきづきあいの中で教えてくれた情報も今の社会ではなかなか得ることが出来ない環境です。
会社に入ってからの企業研修では、仕事や会社のためのビジネススキルやマインド・考え方、担当業務の専門教育はなされても、あくまで会社(組織)と仕事のためです。
社会に生きていくためには、「個人・仕事(会社勤め又は自営)・家庭(親戚も含む)・社会(知人・友人の交友・交流)」それぞれの領域での能力(知識・スキル・考え方)の向上が必要です。
しかし、社会で最低必要な一般知識とわずかの専門知識を学校で学び(学歴)、多くの場合男性と女性の一部は、仕事(会社)でその大部分の時間を能力を使い、女性の多くは、結婚して子供が出来た場合には家事、そして育児と家庭生活の中心を支え、さらに途中から収入を得るための仕事をする。という現状はそう大きく変わってないのではないかと思います。
私自身は、最初の会社を離れる1年前に自ら受講した講座(『脳力開発』)をきかっけで、人生戦略(当時は、「個人・仕事・家庭」の3分野での人生長期ビジョン〔目的と目標〕)を作成することが出来ました。その結果、その後2社を経て、結婚後独立しました。この講座に受けて人生戦略を考えなければ、今の仕事をできていなかった、少なくとも違った状況になっていたと思います。
男性であれば、会社に勤めたらよほど大きなことがなければ、仕事に追われて(もちろん趣味にかなり重点を置く方もおおいでしょうが)人生戦略、つまりライフプランを考えないことが多く。女性の場合には、(正直よく分かりませんが)結婚して家庭ができれば、家事・育児に追われて、やはりライフプランを考えないことが多いのではないでしょうか。
少し話が長くなりましたが、是非結婚して家庭を構えた若い方々(少し上のシニアの方ももちろん)是非、夫婦で一読していただき、また何度か読んでいただき、「自らが主人公のライフプラン」を考え、作っていただければと強くお勧めします。
本書を読んで、私の印象に残った言葉は「ワークライブバランスは寄せ鍋」論。始めて聞いた「イクボス」や「イクジイプロジェクト」等々。分かりやすい言葉、文章で読みやすく、そして考えるきっかけとなる本です。
個人や家庭をサポートするお仕事のかた、つまり生命保険の営業の方、住宅営業の方(家はライフプランの中で大きな買い物です)、家族・個人カウンセラー、社労士や弁護士の方のもお勧めです。
専門職の方は、この本に書いてある知識は知っているという方も多いでしょう。しかし、この本でいうところの「自らが主人公のライフプラン」を考え方、視点からその専門的なサービスを提供することをしていただきたいのです。自らの会社や仕事のためと言う視点に偏らず、本当にお客様である「子育て世代」に寄り添った営業であり、寄り添ったサービス提供です。
最後に、さすがNHC(日本報連相センター)会員である著者は、本書にその基本的な考え方「3つの視点」等も展開しています。
報連相センターの理念は、「情報の共有化を深めることで、人と人とを結び付け、互恵の関係を広げ、深めます」。
その意味では、「真・報連相」(NHCの考え方)の理念を活かした本とも言えます。
「自らが主人公のライフプラン」を考える人が増えることにこの書が役立つことを確信しています(^o^)/
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