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今年に入って4冊目の本、黒木亮「カラ売り屋」(講談社文庫)を読んだ。
書名の「カラ売り屋」と「村おこし屋」、「エマージング屋」、「再生屋」の4つの中編小説が収めらている。
「カラ売り屋」はタイトルから分かるように株取引、「村おこし屋」は地域活性化のコンサルタント、「エマージング屋」はアフリカ、アジアの新興国との金融取引(銀行)、「再生屋」は企業の民事再生の弁護士が主人公。
それぞれの仕事のプロとしての主義があり、企業組織や既成社会への反発心や批判的な登場人物が活躍する。村おこし屋は、社会を斜めに見て自己がもうかればいいという悪徳コンサルタントだが、その友人の主人公と対比的に描かれている。再生屋はバブル期の銀行に乗せられ経営者とその会社の後始末の再生の顛末記。
巻末の江波戸哲夫の解説にあるように「カラ売り屋」と「エマージング屋」は、著者自身の20年以上の国際金融、証券取引の専門家としての経験を背景とした小説。一方「村おこし屋」と「再生屋」は、著者の綿密な取材力と自身の体験(地方出身)と独自の視点に基づく小説。江波戸の言葉を借りると「先の二作のプロフェッショナルな情報性と、後の二作の持つドラマ性と言う両輪に乗って、黒木の作品世界は一層旺盛に展開していくに違いない」。
年末年始に読んだ「法服の王国」は紛れもなく後者の流れの作品。
日本の現代社会における前近代性、自分経営者としての独立した個人と大企業組織、地方と中央(国)などの背景とさらにグローバルな経済世界での経験は交差する作家黒木亮。彼の今後にさらに期待したい。
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2014年01月13日
2014年01月03日
『フラノマルシェの奇跡』から学ぶこと
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このブログを目にした皆さん「フラノマルシェ」はご存知でしょうか?
北海道の方でしたらかなり多くの人が、町づくりや商店街活性化に関わる人でも多くの人が知っていると思います。
国が2006年に示した中心市街地活性化の方針で「コンパクトシティ」で、2007年から富良野市で民間を中心に商工会議所や市役所のメンバーが中心になりスタートした「中心市街地活性化基本計画」の第一段階で2010年にオープンした「市民の憩いの場」、そこに集う人への「まちの情報発信の場」であり、市民と観光客の交流する「町へのおもてなしの場」「まちの縁側」の施設です。
本書は、この「フラノマルシェ」が、まだ影も形も、名前もなく、ただ、中心地にあった病院が移転し、その跡地の計画がほとんど何もない、「そんなこと許されていいと思います?」と著者が言われたところから始まる物語です(と言ってももちろん、実録です)。
とはいえ、中心市街地活性化計画の実現の単なる記録の書ではなく、そのプロセスが個性的な登場人物と共に口語体というか方言体も一部入り、漫才チックでオヤジギャグもちりばめながら、著書の前二著(「富良野笑市民ライフ」「笑説これが北海道弁だべさ」)に負けない面白さ。割合は少ないが計画やその分析などについては真面目チックに語られている。
これ以上の内容は、実際に本書を手に取って読んでもらうこととして、この書はある面でプロジェクトマネジメントの実録であり、公的な支援や助成金を活用したまちおこしの成功事例である(まだ進行形ではある)。
一筋縄ではいかない、地域での合意形成(共感づくり)【第1章第8話コンセンサスづくりに東奔西走の日々】やお役所(経産省)とのやりとり【第4章第3話思わぬ役所の壁】は極めてリアリティもあり、率直な語り口。
学んだことと言うか、記憶に残った言葉の数々を最後に述べる。
〇まちづくりに欠かせない3つのファクター「パッション(情熱)」「ミッション(使命感)」「アクション(実現に向けての具体的な行動)」
〇「まちづくり」とは「まち育て」、これはたとえて言えば「子づくり」と「子育て」、「つくる」は短期戦だが、「育てる」は長期戦。
〇「ないものねだりの、あるもの無視」と言う態度をあらためて「あるもの探しの、あるもの活かし」
特にこの3つ目の言葉は、私の企業研修での「解決志向」のアプローチそのもの。
また全体を通して仲間づくり(本書では「一味」&「ソウルメイト」)がやっぱり、不可欠だ。
さあ、あなたもこの本を読んで、大変なことを楽しく、面白く成し遂げる、やり続ける世界の一味へ、ようこそ!
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このブログを目にした皆さん「フラノマルシェ」はご存知でしょうか?
北海道の方でしたらかなり多くの人が、町づくりや商店街活性化に関わる人でも多くの人が知っていると思います。
国が2006年に示した中心市街地活性化の方針で「コンパクトシティ」で、2007年から富良野市で民間を中心に商工会議所や市役所のメンバーが中心になりスタートした「中心市街地活性化基本計画」の第一段階で2010年にオープンした「市民の憩いの場」、そこに集う人への「まちの情報発信の場」であり、市民と観光客の交流する「町へのおもてなしの場」「まちの縁側」の施設です。
とはいえ、中心市街地活性化計画の実現の単なる記録の書ではなく、そのプロセスが個性的な登場人物と共に口語体というか方言体も一部入り、漫才チックでオヤジギャグもちりばめながら、著書の前二著(「富良野笑市民ライフ」「笑説これが北海道弁だべさ」)に負けない面白さ。割合は少ないが計画やその分析などについては真面目チックに語られている。
これ以上の内容は、実際に本書を手に取って読んでもらうこととして、この書はある面でプロジェクトマネジメントの実録であり、公的な支援や助成金を活用したまちおこしの成功事例である(まだ進行形ではある)。
一筋縄ではいかない、地域での合意形成(共感づくり)【第1章第8話コンセンサスづくりに東奔西走の日々】やお役所(経産省)とのやりとり【第4章第3話思わぬ役所の壁】は極めてリアリティもあり、率直な語り口。
学んだことと言うか、記憶に残った言葉の数々を最後に述べる。
〇まちづくりに欠かせない3つのファクター「パッション(情熱)」「ミッション(使命感)」「アクション(実現に向けての具体的な行動)」
〇「まちづくり」とは「まち育て」、これはたとえて言えば「子づくり」と「子育て」、「つくる」は短期戦だが、「育てる」は長期戦。
〇「ないものねだりの、あるもの無視」と言う態度をあらためて「あるもの探しの、あるもの活かし」
特にこの3つ目の言葉は、私の企業研修での「解決志向」のアプローチそのもの。
また全体を通して仲間づくり(本書では「一味」&「ソウルメイト」)がやっぱり、不可欠だ。
さあ、あなたもこの本を読んで、大変なことを楽しく、面白く成し遂げる、やり続ける世界の一味へ、ようこそ!
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2014年01月02日
黒木亮著『法服の王国』小説裁判官〜を読んで
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年末年始の課題図書(昨年買った積読〔つんどく〕からまず読む本)3冊の内の1冊目『法服の王国(上・下)』を2年がかり(平成25年12月30日〜平成26年1月2日)で読了しました。
プロローグは平成18年冬(1月頃)、東京高裁長官津崎守が長官室で、2か月後の日本海原発建設差し止め訴訟判決のことを思うシーンから始まる。
そして、すぐにその訴訟の裁判長村木健吾が、大学法学部を卒業し新聞販売店でアルバイトをしながら司法試験の勉強をしていた41年前に戻る。その同じ販売店で、当時は法曹界を目指そうと思ってもいなかった差し止め訴訟の原告団弁護士妹尾猛史が働いていた。この3人が主人公としてストーリィは進んでいく。
素直な感想は、小説の中とはいえ裁判官の仕事と言うか人生を初めて知った。
しかも大半の事件は、現実の裁判の出来事(長沼ナイキ基地訴訟〔自衛隊違憲判決〕や秩父じん肺訴訟〔公害訴訟の救済〕等)と共に進行しているので、司法の世界(裁判所)の変化と共にリアリティを持って感じられた。
全体を通してのメインの裁判は、日本海原発建設差し止め訴訟、そしてラストシーンでの東日本大震災の福島第一原発事故。原発問題を裁判の側面から描いた小説とも言える。
私自身は、裁判所の事務官の研修は担当したことはある。弁護士の知人はいるが、裁判官の知人・友人はいない。裁判官の知り合いがいたら是非感想を聞きたいものだ。とりあえずは弁護士の友人に読んでもらって感想を訊くことにしよう。
作者黒木亮の小説は、事実とフィクションが入り混じった作風なので、まったく知らないプロジェクトファイナンスの小説〔『トップレフト』、『巨大投資銀行』など〕は、かなり読み進めるのも大変だった。
今回の『法服の王国』は裁判シーンでのやり取りは詳細を極め、結構理解が大変だが、ストーリイは面白く読み進めることができた。昨年の正月に読んだ『鉄のあけぼの』と共に黒木亮の最近刊では、お進めの2冊です。
初期の頃の作品は、自分自身の体験をベースにしたと思われるものが多かったが、近年はその優れた取材力と理解・構想力により面白く考えさせられる近代又は現代歴史小説といえるのではないか。
以下は昨年読んだ「鉄のあけぼの」のブログ記事
黒木亮『鉄のあけぼの』を著者の人格で読む
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年末年始の課題図書(昨年買った積読〔つんどく〕からまず読む本)3冊の内の1冊目『法服の王国(上・下)』を2年がかり(平成25年12月30日〜平成26年1月2日)で読了しました。
そして、すぐにその訴訟の裁判長村木健吾が、大学法学部を卒業し新聞販売店でアルバイトをしながら司法試験の勉強をしていた41年前に戻る。その同じ販売店で、当時は法曹界を目指そうと思ってもいなかった差し止め訴訟の原告団弁護士妹尾猛史が働いていた。この3人が主人公としてストーリィは進んでいく。
素直な感想は、小説の中とはいえ裁判官の仕事と言うか人生を初めて知った。
しかも大半の事件は、現実の裁判の出来事(長沼ナイキ基地訴訟〔自衛隊違憲判決〕や秩父じん肺訴訟〔公害訴訟の救済〕等)と共に進行しているので、司法の世界(裁判所)の変化と共にリアリティを持って感じられた。
私自身は、裁判所の事務官の研修は担当したことはある。弁護士の知人はいるが、裁判官の知人・友人はいない。裁判官の知り合いがいたら是非感想を聞きたいものだ。とりあえずは弁護士の友人に読んでもらって感想を訊くことにしよう。
作者黒木亮の小説は、事実とフィクションが入り混じった作風なので、まったく知らないプロジェクトファイナンスの小説〔『トップレフト』、『巨大投資銀行』など〕は、かなり読み進めるのも大変だった。
今回の『法服の王国』は裁判シーンでのやり取りは詳細を極め、結構理解が大変だが、ストーリイは面白く読み進めることができた。昨年の正月に読んだ『鉄のあけぼの』と共に黒木亮の最近刊では、お進めの2冊です。
初期の頃の作品は、自分自身の体験をベースにしたと思われるものが多かったが、近年はその優れた取材力と理解・構想力により面白く考えさせられる近代又は現代歴史小説といえるのではないか。
以下は昨年読んだ「鉄のあけぼの」のブログ記事
黒木亮『鉄のあけぼの』を著者の人格で読む
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2013年01月05日
黒木亮著「鉄のあけぼの」を著者の人格で読む!
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半年ほどだった積読(つんどく)だった黒木亮の『鉄のあけぼの(上・下)』をこの年末年始で読了しました。
川崎製鉄(現JFEスチール)の初代社長西山弥太郎の生涯を書き上げた企業ドラマです。
この本を読む前に、たまたま苫米地英人著の『本当に頭がよくなる「速読脳」のつくり方』を読みました。その中でいくつか印象に残った言葉の一つが「本(小説)を著者の人格になりきって読む」です。
つまり、自分の現在持っている知識や視点でその本を理解するのではなく、その本を書いた著者の視点で、著者の知識レベルでそのまま理解するように読むということです。
このことを「著者の人格をつくる読書法」と言っています。
これは簡単なようで、結構難しいことです。
そしてそのように読むためには、以下の2つが必要と言っています。
(1)「著者になりきって読む」
(2)「最低3回は同じ本を読む」
一つめの「著者になりきって読む」は、自分の気持ちや判断は一切捨てて、著者になりきって読むということ。
二つめの「最低3回は同じ本を読む」は、1度本を読んで著者はこういうことを言いたかったのだということ(全体像と主旨)を分かってから、再読して細部や知識を読み、理解もさらに深まるということです。3回目でやっと著者の人格になりきり(近づいて)、自分が書いたかのように読むこととでその本の世界を隅から隅まで感じ取ることが可能になる。
このように苫米地さんは述べています。
今回はまだ1回めですから、この「著者の人格をつくる」までには至っていませんが、黒木亮の著書をすでに
7,8冊読んでいる私としては、著者に言いたいことを少しでも感じられたのかと思う。
表に出ることを避け、日経新聞の私の履歴書執筆も丁寧に断ったこの小説の主人公西山弥太郎の生き方とその経営姿勢をもっと世に知らしめたいと著者はおもったからこそ、この小説を執筆したのかと思う。
第1回目の書評(感想)としていは、西山本人は社訓をつくることを拒んだが、西山の経営姿勢、その精神を継承したかった直属の部下が作成した社訓に表現されていると思う。
また私自身この小説の要旨(伝えたかったこと)はここにあのではないかと感じた。
昭和38年の創立記念日に制定された川崎製鉄の社訓を同書からいかに引用する。
誠実をつらぬき、人から信頼されよう
人間としていちばん大切なものは、誠実である。どんなことでも真心こめてすれば、まわりの人から信頼される。そして仕事も楽しくなるであろう。
現状に満足せずに、ますます努力しよう
現状に満足していると、激しい産業界の競争に敗れることになる。より進歩向上しようという心がまえで、たえず努力することが大切である。
創意工夫をこころがけよう
自分の仕事に熱意を持ち、より合理的な方法をめいめいがくふうし、どんな小さなことでも改善すべきことは、すぐに実行に移したい。これでこそ明日の発展が約束されるのである。
互いにしっかりと協力しよう
みんなが心をあわせれば、より大きな力が生まれる。この力は、ひとりひとりが自分の職責を果たし、相手の立場を尊重するとともに、協力しあうことによって発揮される。
常に身体の健康に努めよう
若さと希望を失わず自分が成長するためには、積極的に身体をきたえ健全な精神を育てたい。
産業人としての誇りをもとう
われわれは鉄のパイオニアである、という誇りをもち、仕事を通じて社会の発展につくしたい
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川崎製鉄(現JFEスチール)の初代社長西山弥太郎の生涯を書き上げた企業ドラマです。
この本を読む前に、たまたま苫米地英人著の『本当に頭がよくなる「速読脳」のつくり方』を読みました。その中でいくつか印象に残った言葉の一つが「本(小説)を著者の人格になりきって読む」です。
つまり、自分の現在持っている知識や視点でその本を理解するのではなく、その本を書いた著者の視点で、著者の知識レベルでそのまま理解するように読むということです。
このことを「著者の人格をつくる読書法」と言っています。
これは簡単なようで、結構難しいことです。
そしてそのように読むためには、以下の2つが必要と言っています。
(1)「著者になりきって読む」
(2)「最低3回は同じ本を読む」
一つめの「著者になりきって読む」は、自分の気持ちや判断は一切捨てて、著者になりきって読むということ。
二つめの「最低3回は同じ本を読む」は、1度本を読んで著者はこういうことを言いたかったのだということ(全体像と主旨)を分かってから、再読して細部や知識を読み、理解もさらに深まるということです。3回目でやっと著者の人格になりきり(近づいて)、自分が書いたかのように読むこととでその本の世界を隅から隅まで感じ取ることが可能になる。
このように苫米地さんは述べています。
今回はまだ1回めですから、この「著者の人格をつくる」までには至っていませんが、黒木亮の著書をすでに
7,8冊読んでいる私としては、著者に言いたいことを少しでも感じられたのかと思う。
表に出ることを避け、日経新聞の私の履歴書執筆も丁寧に断ったこの小説の主人公西山弥太郎の生き方とその経営姿勢をもっと世に知らしめたいと著者はおもったからこそ、この小説を執筆したのかと思う。
第1回目の書評(感想)としていは、西山本人は社訓をつくることを拒んだが、西山の経営姿勢、その精神を継承したかった直属の部下が作成した社訓に表現されていると思う。
また私自身この小説の要旨(伝えたかったこと)はここにあのではないかと感じた。
昭和38年の創立記念日に制定された川崎製鉄の社訓を同書からいかに引用する。
誠実をつらぬき、人から信頼されよう
人間としていちばん大切なものは、誠実である。どんなことでも真心こめてすれば、まわりの人から信頼される。そして仕事も楽しくなるであろう。
現状に満足せずに、ますます努力しよう
現状に満足していると、激しい産業界の競争に敗れることになる。より進歩向上しようという心がまえで、たえず努力することが大切である。
創意工夫をこころがけよう
自分の仕事に熱意を持ち、より合理的な方法をめいめいがくふうし、どんな小さなことでも改善すべきことは、すぐに実行に移したい。これでこそ明日の発展が約束されるのである。
互いにしっかりと協力しよう
みんなが心をあわせれば、より大きな力が生まれる。この力は、ひとりひとりが自分の職責を果たし、相手の立場を尊重するとともに、協力しあうことによって発揮される。
常に身体の健康に努めよう
若さと希望を失わず自分が成長するためには、積極的に身体をきたえ健全な精神を育てたい。
産業人としての誇りをもとう
われわれは鉄のパイオニアである、という誇りをもち、仕事を通じて社会の発展につくしたい
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2012年03月30日
「サービス三流なんて言わせない!」出版お祝いパーティ
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昨年、10月頃からface bookを始めて、そのせいもありブログ投稿ご無沙汰でした。
今回は最近のご縁と本の紹介です。
昨日(3月29日)、マナー講師佐藤あけみ先生の著書『サービス三流なんて言わせない!―新・北海道流おもてなし』の出版パーティに参加してきました。
佐藤先生の本の出版に当たって企画・制作に関った方々やご友人、数十人が集まって、大変和やかな会でした。
[写真右が、あけピョン先生こと佐藤あけみ先生]
著書『サービス三流なんて言わせない!―新・北海道流おもてなし』は、単なる接客・サービスのマナーノウハウ本ではなく、佐藤先生(著書では「あけピョン先生」)が仕事を通して学ばれたマナー、おもてなしの心とその具体的なあらわし方を、様々な職種やサービスおもてなしの場面で具体的な事例で紹介されれています。
私がこの本を読んでの感想(学んだこと、なるほどと思ったこと)3点。
(1)ディズニー、ブリティシュエアウェイズ、ヒルトンなどでの優れた接客術を、地域やその土地土地、お店などのお客様の視点にマッチしたサービスおもてなしに展開している点がなるほど!でした。
(2)マナーにもちろん基本はありますが、それを単なる型ではなく、状況や相手(お客様)によって対応できる力が求められます。そのためには、「観察力を鍛える→創造力を高める→演技力を磨く」がいうとっておきのトレーニングだということ。
(3)お店や施設では、第一線の従業員個々ののマナーのスキルやレベル以上の経営者も含めて社内コミュニケーションが取れているかどうかが大事。
また、この本のデザインとイラストがこれまた大変面白く、ほんの読みやすさを高めています。
楽しく思わず笑っちゃうイラストは、ヨウコングさん(ブログはこちら)。
ブックデザイン、佐藤守功さん(ブログはこちら)。
本の出版もチームワークが大切なんだなあと感じました。
現在札幌市では、魅力都市さっぽろシティプロモート戦略として「SAPP‿RO(サッポロスマイル)」を打ち出しています。
この本を一人でも多くの方が手にされると、その実践の一歩が進むのではないかと思います。
ご紹介の本は、道内主要書店又は「北海道新聞社の本(ネット)」で購入できます。
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昨年、10月頃からface bookを始めて、そのせいもありブログ投稿ご無沙汰でした。
今回は最近のご縁と本の紹介です。
昨日(3月29日)、マナー講師佐藤あけみ先生の著書『サービス三流なんて言わせない!―新・北海道流おもてなし』の出版パーティに参加してきました。
佐藤先生の本の出版に当たって企画・制作に関った方々やご友人、数十人が集まって、大変和やかな会でした。
[写真右が、あけピョン先生こと佐藤あけみ先生]
著書『サービス三流なんて言わせない!―新・北海道流おもてなし』は、単なる接客・サービスのマナーノウハウ本ではなく、佐藤先生(著書では「あけピョン先生」)が仕事を通して学ばれたマナー、おもてなしの心とその具体的なあらわし方を、様々な職種やサービスおもてなしの場面で具体的な事例で紹介されれています。
私がこの本を読んでの感想(学んだこと、なるほどと思ったこと)3点。
(1)ディズニー、ブリティシュエアウェイズ、ヒルトンなどでの優れた接客術を、地域やその土地土地、お店などのお客様の視点にマッチしたサービスおもてなしに展開している点がなるほど!でした。
(2)マナーにもちろん基本はありますが、それを単なる型ではなく、状況や相手(お客様)によって対応できる力が求められます。そのためには、「観察力を鍛える→創造力を高める→演技力を磨く」がいうとっておきのトレーニングだということ。
(3)お店や施設では、第一線の従業員個々ののマナーのスキルやレベル以上の経営者も含めて社内コミュニケーションが取れているかどうかが大事。
また、この本のデザインとイラストがこれまた大変面白く、ほんの読みやすさを高めています。
楽しく思わず笑っちゃうイラストは、ヨウコングさん(ブログはこちら)。
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本の出版もチームワークが大切なんだなあと感じました。
現在札幌市では、魅力都市さっぽろシティプロモート戦略として「SAPP‿RO(サッポロスマイル)」を打ち出しています。
この本を一人でも多くの方が手にされると、その実践の一歩が進むのではないかと思います。
ご紹介の本は、道内主要書店又は「北海道新聞社の本(ネット)」で購入できます。
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ラベル:佐藤あけみ