2009年10月05日

映画「降りてゆく生き方」を見て感じたこと

先日(10月3日)札幌で初めての映画「降りてゆく生き方」の上映会があり、映画を見て、その後のトークセッションに途中まで参加。

映画は、非常に面白かった。
日本の社会、また今という時代の世界(地球)が直面している様々な課題やテーマについての洞察や活動、またこれからの生き方について考えさせられるエッセンスがちりばめられた見る人によって様々な意味が捉えられるような万華鏡のような映画だった。

ストーリーは、いくつかのモチーフが交差している。
200名の人と逢い、300冊の本を読破してつくったオリジナルのシナリオということは実感できる。

あらすじを含めストーリーは語らない約束のようなので、もう少し詳しく知りたい方、また近くで上映会がないか知りたい方は、この映画の公式サイト(こちら)をご覧下さい。


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2009年08月25日

観光ホテルのことを考えていたら出会った「星野リゾートの事件簿」

 先週の月曜日(9月17日)上京して、ご縁のあるホテル(セミナーホテルに特化して強みを発揮しいてる)に人事研修の責任者にお会いした。
 このホテルは、全国に15の施設を持つ観光ホテルグループの一員でもある。
 
その訪問の詳細はまた別稿にするとして、その夜泊まった外苑前のホテルの近くの大戸屋さんで夕食後、ぶらりと書店に寄ったら、平積みの本の中から「星野リゾート事件簿」と言うタイトルが目に入った。
(余談だが、現在国内外に240店舗を持つ株式公開企業となったこの会社の三森久実社長がまだ30歳の頃、ある講座でご一緒した。あの頃はまだ池袋の本店と他に2店を持つ食堂だった。確かに、その時からビジョンは持っていた。素晴らしい発展ぶりであり、また久しぶりに食べたら非常に良心的な経営を実践していると感じた〜つまり美味しかった。)


 今は、観光リゾート業界でかなり有名な星野リゾートの現場で起きたストーリーを追った「日経トップリーダー(旧:日経ベンチャー)」誌の連載記事をまとめた本だった。

 この本及び少し前から雑誌やネットなど、下記(※)で目にしていた星野佳路という経営者について情報からの、彼の経営の本質について(私の理解は、これだ!)以下にまとめてみた。
「ビジネスパースン半生記:星野佳路」
  「フロントランナー:星野佳路」
  「ドリームゲートインタビュー」

(1)経営と事業の戦略・方針はトップが責任を持って打ち出す。その考え方を従業員共有化し、その戦術展開を行っている。

(2)多くのリゾート・宿泊施設を手がけているので、それぞれにマーケティングに基づき、個別の戦略(コンセプト)を打ち立てている。

(3)その戦略のもとに、具体的な戦術展開は、責任者(総支配人や女将)に任せ、かつ「問いかけ」により方向性は間違えないように支援している。

(4)施設に元からいる人材、中途採用の異業種からの人材、新卒人材などの多様な従業員にその戦略による方向性を示し、やる気を能力を引き出している。

(5)従業員が上からの指示に従って行動するのではなく、自ら共感しているコンセプトにより、自ら感じている方針(お客様の満足)により自ら動く、という仕組みと風土をつくりあげている。


 さらに要約すると、星野氏自身最初とそして次に星野リゾートでの経験、つまりトップダウン的な経営での失敗と言う学習を活かして、
『「情報公開」と「フラットな組織」で、上記の共感ある戦略(ビジョン、コンセプトなどモノサシになるようなもの)の共有化とスタッフ中心の戦術展開を行っている』
となります。

 先に掲載したネット情報は、ほとんど星野氏へのインタビュー記事でしたが、本書はスタッフへの取材記事、そのストーリーから浮かび上がってきたことから、それが実際に機能していると感じました。

 もとより私自身、人の意識・行動とマネジメントの側面からの視点であることはいうまでありませんが。


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2009年07月08日

働き一両、考え五両〜小説「連戦連勝」より

働き一両、考え五両」という言葉を初めて知ったのは、ドトールコーヒー創業者鳥羽博道氏の日経新聞「私の履歴書」(2009年2月)。

2月26日の掲載された内容からの引用。
****************************************************************
ある時、ゴルフをしているコースの途中に石碑があり、こう記されていた。
「働き一両、考え五両」と。

一の努力は一の成果しか生まないが、アイデアを持って一の努力をすれば
五の成果が出る。世の中には努力する人や一生懸命な人はゴマンといる。
アイデアを持って努力しなければいけないと痛感した。
****************************************************************

 
「さらに、その記事の鳥羽名誉会長の座右の銘の色紙(写真)に描いている内容が、下記です。

  働き      壱両
  考え      五両
  知恵借り    拾両
  骨知り     五十両
  ひらめき    百両

このことをあらためてブログに書こうと思い「働き一両、考え五両」の検索をしたら、この言葉が書名の一部になっている小説を発見。

それがこの記事のタイトル、城山三郎の「百戦百勝〜働き一両・考え五両」。

山種證券の創業者山崎種二氏をモデルにした小説。

 種を二つまいて一つを刈り取るような生き方の意味をこめて種二(小説では豆二)という命名となったようで、モデルとなった種二氏自身の生き方もきっと「働き一両、考え五両」を徹底して一代で證券会社を作り上げたのでしょう。

是非一読を、お薦めいたします。


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ラベル:城山三郎
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2009年04月19日

常に学び続けるとは〜『居つかない、常に進化する』姿がすごい


 
武術研究家の甲野善紀さんのDVD選書「甲野善紀身体操作術」を見た(約90分)そして読んだ(約15分)。

合気道の稽古をしていた頃に、甲野善紀さんの本は数冊読んだことがある。その時は、技そのものよりは稽古法や指導法について関心を持っていた。

技そのものは、合気道を二十五年近く稽古した者としては、自分ができるかどうかは別として、驚きはあまり無い。
しかし、現在の決められた技をただ繰り返すだけの合気道では、甲野さんのレベルに達するのは極めて困難なことも間違いない。

それ以上に、このDVDの撮影期間の中でも本人自身の認識や術理が生成発展している姿がすごいと感じられた。
このことは、『居つかない、常に進化する』と表現されている。

また、道場の中での技の稽古だけではなく、社会、生活そして、合気道、格闘技はまだしも、各種スポーツ(ラグビー、フェンシング他)、音楽(フルート、太鼓他)、演劇、介護など多様な分野にプラスの影響力を発揮していることがすごい。


本人は指導しているのではなく、自ら稽古を続け、その技を実践、応用する姿を見せているだけだというのがもっとすごい。

語録集の中の一部「身体の中で滞るところがなくなれば、感情を不愉快にしようとしてもなれない。・・・」、この文章を私は「笑っていれば怒れない」と言うようにもいえると感じた。

このこと研修トレーナーとして、現在研修で“言語コミュニケーション”
以上に“非言語(態度・表情など)コミュニケーション”の重要性を伝えているが、非言語(身体活動)をコントロールすることで、自らの感情ともコミュニケーションできると言う視点も持てる。

言語ではなく、身体によるコミュニケーション、そして身体で考えること の実践書(見る本)である。

一度は見て、考える、そして考えないで感じとってみてはいかが、とお勧めしたい。
(DVDだけのものあるようです。上記)


この書を読んで、今月読んだばかりのリクルート時代の先輩今野誠一さんの
「マングローブが教えてくれた働き方」を思い起こした。

勝つことを追い求める武道家や格闘家とは違う武術研究家の甲野さんの生き方と
ビジネスで成功だけを追い求めるのではなく「成長」を重んじる今野さんのあり方が、
重なる一面があるように感じた。

今野さんのマングローブ的生き方・働き方、ナチュラル経営も無理のない自然な姿に
見える。
そして謙虚に学び続ける姿もそこにある。


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posted by じんさん at 21:50| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お薦め本・書評など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月10日

「素敵なお客様になる本」と「事業再生する社長のための本」〜二人の知人の本紹介

昨日の道新朝刊(札幌地方欄)と今日の日経新聞朝刊の北海道経済欄に相次いで、知人お二人の出版された本が紹介されていました。

一人は長谷川裕詞さん、彼は日本ハムファイターズの応援団体「日本ハムファイターズ応援作戦会議」の代表としても知られている。
(ネットで検索したら報知新聞の記事でも出ていた。さらにスポニチの記事も発見)
書名は「素敵なお客様―お客様は神様ではない!}(文芸社、1050円)。

彼は、学生時代のアルバイト経験、最初の仕事の接客サービス業の経験をなどをもとに「お客様のあるべき姿」をQ&A方式で問いかけるユニークな本。お客様とサービススタッフとのコミュニケーションを通してつくられる“良好な関係”でサービスの質が高まることを訴えている。

お客様へのサービスや顧客満足度を高める本は数多あるが「素敵なお客様」になるための本は、これが最初の1冊だろう。

非常に分かりやすい本なので、小学生からも読めるし、子どもや学生、若い人にも読んでほしい本だ。


もう一人は、道内唯一の事業再生コンサルタント会社、潟Xター・ターンアラウンド・パートナーズ社長の山崎誠さん。
書名は「ひとりぼっちの社長のための事業再生」(エイチエス)。

日経記事では、なぜか「売上7億円までの経営者向け」、と出ていた。
(本書を買って読んだら、中にそう書いてあった。)

企業の事業再生や事業承継の本は、本屋さんの専門書棚に多数並んでいるが、中小企業の社長さん自身が読んで役立つ本は、これも皆無といっていいほどだ(あっても難しそうだ)。

本書の“はじめに”で「アンタわかりやすいな!」と言われたエピソードも書いてあるが、専門用語も少なく確かに分かりやすい。
(この面は、専門用語的なことを書きがちな人事研修コンサルタントの私も非常に参考になる)
(ときどき出てくるイラストも味があってよいなあ)

実際には、切羽詰る前に小さな企業の社長さんの経営指南書また参考書として、読んでおくと、「事業再生」の困難に陥らない予防にもなる本だ。 

「売上7億円までの経営者」はもとより、それ以上の会社の社長・役員の方、経営コンサルタント関連の方、企業経営の専門家(弁護士、会計士、税理士など)、これから創業や起業を考える若いビジネスマンにも、小企業の社員の方にも、是非お勧めしたい。

山崎さんのブログはこちら


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posted by じんさん at 19:15| ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | お薦め本・書評など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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