ロンドン在住の作家黒木亮は、北海道出身。私の高校時代の同期生である。一昨日(27日)彼の近著「冬の喝采」を、本日は彼のデビュー作「トップ・レフト」(2000年刊)を読み終えた。
4,5年前に彼の単行本(おそらく「アジアの隼」だったと思う)を手にして立ち読みしたが、難しそうに感じてそのまま書棚に戻してしまった。数ヶ月前に北海道新聞に彼の自伝的小説「冬の喝采」の紹介を目にした。1ヶ月前に、この冬休み(年末年始)には、彼の著作を数冊読もうと思い、前記の2冊と「青い蜃気楼」あわせて3冊を買った。「冬の喝采」は実質3日、「トップレフト」は2日で読んでしまった。
「冬の喝采」の感想は、アマゾン書評(レビュー)ご参照。
高校時代の彼を知っているだけに非常に親近感もあった。高校卒業以降、彼の活躍を知ったのは、確か大学4年生の春(卒業前)、大学の研究室で、スポーツ誌Number創刊準備綺号「Number0」に彼の記事を見た。それが瀬古選手からタスキを受けた箱根駅伝の手記だったと思う。
大学卒業後、東京で彼が三和銀行の支店にいた時、連絡があり一度会った(その時にスヌーピーの銀行通帳を作った記憶がある)。
その後、ロンドンに赴任したことを聞き、またさらに後になって、作家になったことを聞いた。
北海道新聞の記事で見たり、経済誌に連載の小説を読んだりした。
「トップ・レフト〜ウォール街の鷲を撃て」(角川文庫)は、彼の出版デビュー作だが、実際には第二作目である。最初に書いたのが「アジアの隼」であった。しかし、編集者から「舞台がベトナムなので、関心度が低いし、あなたは無名なので、国際金融のテーマにしたものであれば出版できる」と言われて、書いたのがトップ・レフト。
(作家黒木亮が自らを語る「社長TV」参照)
この本は本当に面白かった。
本人が上記の社長TVのインタビューで語っているように多様な要素で構成されている小説だった。
1)国際金融についての勉強ができた(知識を提供してくれた)。
2)アメリカ、欧州、日本の(金融中心だが)ビジネス観や組織の違いが分かった。
3)自分の仕事や人生についての価値観を振り返ることができた。
4)日本という国を外国からの視点で眺めなおすことができた。
5)体験した事実や情報と創作を交えた小説と言う形式での表現方法が学習できた。
是非、本ブログをみて関心を持った全ての人に一読をお勧めしたい。
最近の米国投資銀行の破綻についての彼のコメントは下記。
黒木 亮「“大やられ”した「リーマンの亡霊」はゾンビのごとく甦る」
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2008年12月30日
2008年08月01日
「仕組み」ブーム到来か?(1)〜『やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』
一昨日(7月30日)札幌紀伊国屋書店に久しぶりに行った。買う目的の本はミンツバーグ著「MBAが会社を滅ぼす」。
で、その1冊は見つけ買うついでに目に付いた本が「やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている」、さらに「一気に業界No1になる!「新・家元制度」顧客獲得の仕組み」、さらに「続けたいなら仕組みをつくれ!」と3冊(実はもう1冊別なジャンルの本を買う)計8千円。
で、今日までに研修の合間(と言うより研修出張での移動する列車の中で)に読んだのが「やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている」。
これは面白かった!!
この本での「仕組み」の定義は『自分がさほど動かなくて自動的に収入が得られるシステム』
この本の前作となる「結局「仕組み」を作った人が勝っている」で成功している「仕組み」の実例を紹介し、この二作目では、その「仕組み」を作る思考そのものにスポットを当て、その「仕組み」思考を普遍化・体系化することを狙った本。
そして見事に成功している、と私は思う。言い方を変えると成功した「仕組み」を作った思考法が大変わかりやすく、明快に整理されている。
さらにこの本について知りたい人は下記の書評ブログをご参照下さい。(最もその前にかって読んだ方が早い。わずか千円です。おススメです。)
やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている〔本読みな暮らし〕
やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている〔活字中毒日記〕
参考までに、上記の2つブログは、本ブログ村の「書評・レビュー」で846中1位、2位のブログです。
さて、「仕組み」のキーワードが共通の一昨日に買ったこの3冊まだ全部読み終えていないが、今後(或いは既に)「仕組み」ブームか来ているのではないか、と私は直感した。
最近の私のマネジメント研修や真・報連相研修でも、個人のスキルや意欲だけではなく、上手に人とチームを動かす「仕組みづくり」を考えることが大切かつ効果的と感じ始めていた。
さて、残り2冊を読んだらまたブログに所感を書いてみることにする。
『やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(公式サイト)
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で、その1冊は見つけ買うついでに目に付いた本が「やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている」、さらに「一気に業界No1になる!「新・家元制度」顧客獲得の仕組み」、さらに「続けたいなら仕組みをつくれ!」と3冊(実はもう1冊別なジャンルの本を買う)計8千円。
で、今日までに研修の合間(と言うより研修出張での移動する列車の中で)に読んだのが「やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている」。
これは面白かった!!
この本での「仕組み」の定義は『自分がさほど動かなくて自動的に収入が得られるシステム』
この本の前作となる「結局「仕組み」を作った人が勝っている」で成功している「仕組み」の実例を紹介し、この二作目では、その「仕組み」を作る思考そのものにスポットを当て、その「仕組み」思考を普遍化・体系化することを狙った本。
そして見事に成功している、と私は思う。言い方を変えると成功した「仕組み」を作った思考法が大変わかりやすく、明快に整理されている。
さらにこの本について知りたい人は下記の書評ブログをご参照下さい。(最もその前にかって読んだ方が早い。わずか千円です。おススメです。)
やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている〔本読みな暮らし〕
やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている〔活字中毒日記〕
参考までに、上記の2つブログは、本ブログ村の「書評・レビュー」で846中1位、2位のブログです。
さて、「仕組み」のキーワードが共通の一昨日に買ったこの3冊まだ全部読み終えていないが、今後(或いは既に)「仕組み」ブームか来ているのではないか、と私は直感した。
最近の私のマネジメント研修や真・報連相研修でも、個人のスキルや意欲だけではなく、上手に人とチームを動かす「仕組みづくり」を考えることが大切かつ効果的と感じ始めていた。
さて、残り2冊を読んだらまたブログに所感を書いてみることにする。
『やっぱり「仕組み」を作った人が勝っている』(公式サイト)
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2008年07月17日
しあわせ就職ができる本「就活のトリセツ」
書名からは、単なる就活マニュアル本と思われますが、
本書の真のねらいは、学生が就職活動を通して「しあわせ内定」を手にし、 しあわせな人生をあゆむための実践的ガイドです。
読んで感じた本書の特長は、
1)内容の記述が平易で分かりやすく、具体的ですぐ使える。
2)すべてと言っていいほど、学生が実践して成果を得たノウハウ。
3)採用する側の本音を知っているがゆえの内定獲得のコツ。
4)今の就活場面で実際に役立つ5つ方法(chapter2〜6)。
5)抽象的な精神論にかたよらず、実際の就活や仕事に役立つ態度が身につく。
印象に残ったエッセンスとして、
「自己分析のコツは中途半端にやること」
「しあわせ(ラッキー)ノートをつくろう」
「魔法の言葉“一言自己PR”をつくる」
「面接官は人の話を聞いていない…(?)」
「“就活のセンス”は身ににつけられる」
などなど。
就活を通してしあわせ内定、つまりしあわせ人生をみつけるスタートのための本です。多くの学生に(地元北海道はもとより全国で)読んでもらいたい本です。
著者があとがき(エピローグ)に書いているように、しあわせ人生を続けるための続編も大いに期待しています。
渋谷さんのHPはこちら。
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2008年07月13日
最近の本の購入方法〜ネット書店について
数えていないので正確には言えませんが、年間100冊以上の本を買っている(=読んでいる)。
その本をどこで買っているかというと7割くらいが書店(旭屋書店、紀伊国屋書店、リーブルなにわ、コーチャンフォー他、出張時の東京での書店)3割強が「アマゾン」か。
書店に行く時間がない時や早く手に入れたいときは「アマゾン」。
アマゾンは、共著書の出版をきっかけに、レビュー(書評)を書いたり、またブログに本の表紙のリンクを貼ったりして活用している。
最近、アマゾンのお薦め本の仕組みやレビューの意図など色々分かってきた。IT(情報処理とインターネット)のスゴさと言うかコワさも感じる。お薦めする本にいちいち理由が書いてある(○○○を購入したから、□□□を評価したから、など)のが、さすがIT。
セブン&ワイでは個人のネット書店を開店することができるのを知っていたが、最近アマゾンでも同様なことができることを知った。
時間がないのでまだ手をつけていないが、余裕ができたら「北海道に関する本」とか、「北海道の出版社の本」、「北海道に在住または関係の深い作家本」についての紹介の書評とネット書店などと考えている。
もしそのようなサイトやブログがあれば、教えてほしい。リンクができればと思う。
私の友人で仙台在住のIT(ネット)関連の仕事をしている松崎氏は「仙台在住小説家」サイトを開いている。
先に述べた私が開店したい本のサイトのモデルです。
(いつになることやら)
その本をどこで買っているかというと7割くらいが書店(旭屋書店、紀伊国屋書店、リーブルなにわ、コーチャンフォー他、出張時の東京での書店)3割強が「アマゾン」か。
書店に行く時間がない時や早く手に入れたいときは「アマゾン」。
アマゾンは、共著書の出版をきっかけに、レビュー(書評)を書いたり、またブログに本の表紙のリンクを貼ったりして活用している。
最近、アマゾンのお薦め本の仕組みやレビューの意図など色々分かってきた。IT(情報処理とインターネット)のスゴさと言うかコワさも感じる。お薦めする本にいちいち理由が書いてある(○○○を購入したから、□□□を評価したから、など)のが、さすがIT。
セブン&ワイでは個人のネット書店を開店することができるのを知っていたが、最近アマゾンでも同様なことができることを知った。
時間がないのでまだ手をつけていないが、余裕ができたら「北海道に関する本」とか、「北海道の出版社の本」、「北海道に在住または関係の深い作家本」についての紹介の書評とネット書店などと考えている。
もしそのようなサイトやブログがあれば、教えてほしい。リンクができればと思う。
私の友人で仙台在住のIT(ネット)関連の仕事をしている松崎氏は「仙台在住小説家」サイトを開いている。
先に述べた私が開店したい本のサイトのモデルです。
(いつになることやら)
2008年07月06日
ベストレビュアーについて(アマゾンの書評)
アマゾンの「レビュー」に投稿を始めたきっかけは、今年の5月に共著書を出版したことからです。
アマゾンで売るためには、プロモーションに一つとして書評(レビュー)の活用があると、共著者の一人(福岡市)の友人(で私の知人でもある)栢野さんからのアドバイスがあった。
さすがに、自著のレビューは書けないので、共著と同じテーマ「真・報連相」の関連書にレビューを書いた。
ところで栢野さん〔ベンチャー大学・栢野/カヤノ〕はベストレビュアー500に入っている(7月6日現在465位)。
アマゾンのベストレビュアーランキング一位は、レビュー数は1336、で参考になった票数は13956票を集めている。
ランキングベスト10の中ではレビュー数が一番多い人は、7249レビュー(ランキング5位)。
ベスト10の中で一番少ないレビュー数は7位のむらさめさん、レビュー数は398で、参考になった票数は15910票。
ここで分かったのは、このベストレビュアーランキングは、参考になった票数の最大ではなく、参考になった票数から参考にならなかった票数を引いた差で計算していると言うことでした。
このむささめさんのレビューを見ると結構キツイ評価(★一つ)から高い評価(★★★★★)までメリハリがあり、かつ一つのレビューに100票近く入っているのもある。
ところでここまでレビューを読んでみて分かったことがもう一つ。レビューは書評だけではなくDVD、ゲームなども含んでいるということだ。
どっちにしても、人は(自分自身も含めて)ランキングに興味を持つ(ある意味動機付けられる)、と言うことがよく分かった。
アマゾンで売るためには、プロモーションに一つとして書評(レビュー)の活用があると、共著者の一人(福岡市)の友人(で私の知人でもある)栢野さんからのアドバイスがあった。
さすがに、自著のレビューは書けないので、共著と同じテーマ「真・報連相」の関連書にレビューを書いた。
ところで栢野さん〔ベンチャー大学・栢野/カヤノ〕はベストレビュアー500に入っている(7月6日現在465位)。
アマゾンのベストレビュアーランキング一位は、レビュー数は1336、で参考になった票数は13956票を集めている。
ランキングベスト10の中ではレビュー数が一番多い人は、7249レビュー(ランキング5位)。
ベスト10の中で一番少ないレビュー数は7位のむらさめさん、レビュー数は398で、参考になった票数は15910票。
ここで分かったのは、このベストレビュアーランキングは、参考になった票数の最大ではなく、参考になった票数から参考にならなかった票数を引いた差で計算していると言うことでした。
このむささめさんのレビューを見ると結構キツイ評価(★一つ)から高い評価(★★★★★)までメリハリがあり、かつ一つのレビューに100票近く入っているのもある。
ところでここまでレビューを読んでみて分かったことがもう一つ。レビューは書評だけではなくDVD、ゲームなども含んでいるということだ。
どっちにしても、人は(自分自身も含めて)ランキングに興味を持つ(ある意味動機付けられる)、と言うことがよく分かった。