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「報連相で大事なこと➂「報告」「連絡」「相談」
とは何か?」
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今日のテーマは『「報告」「連絡」「相談」とは
何か?』
質問(問いかけ)が出たら、ご自身の答え(回答)を考えながら読んでいって下さいね。
私どもで実施している「真・報連相研修」では、「『報告・連絡・相談』って何ですか。社会人になったばかりの新人に分かりやすく一言で説明するとしたら、どのように伝えますか?」と質問します
(ここで、あなたの答えを出してから、読み進めましょう)。
様々な答えが返ってきます。
例えば、
「報告」は、過去のこと、起こったことを伝える、上司に伝えること。
「連絡」はこれからのことを伝える、又は途中経過を伝える、皆に伝えること。
「相談」は分からないことを聞くこと等々です。
大きく間違ってはいないのかもしれませんが、少々曖昧な感じがしませんか。
特に「報告」と「連絡」の違いがこの時系列の区分けでいいのか、明確ではないように感じます。
私が社会人一年生の時、最初の仕事は企業研修の営業担当でした。
その頃に戻ってみると「報告」とは、週1回週末の営業ミーティングであり、その週に訪問した会社が何社であったか、それがどこの会社であるか、そして各社への営業進捗状況を上司や課のメンバーに伝えることでした。
営業ヨミ表と言うフォーマットがあって、そこにA〜Dランクまで(A〜Cまでは営業で受注見込み先、Dは訪問しただけ、他にアタック先の会社、等)の企業名をそのランク順に記入して状況を報告していました。
もちろん、週末のミーティングだけではなく、毎日の営業先からの帰社後にも上司や先輩に個別でその日の営業で進んだことや課題を報告し、相談していました。
最初のころの主な相談は、新規訪問の電話でのアポイントがなかなか取れないこと、営業訪問してもなかなか検討してもらえない(商談にならない)のでどうしたらよいか、少し話が進んだら企画書の書き方、提案の仕方等であったと思います。
毎朝の朝礼でも、部全体と課の短時間にミーティングがあり、前日の報告と共に、連絡事項が伝えられました。
「報告」は、営業ミーティングや営業訪問の帰社後に、営業結果と経過を伝えること
「連絡」は、その他仕事に必要な事項を朝礼で伝える(聞く)こと
「相談」は、営業していて自分一人ではうまくいかないことを報告と共に伝え、助言を貰うこと・・・とういう感じでした。
職場の「報連相」で大事なことは、上司・部下・メンバー間で、報連相の仕組みやルール、意味・目的が共通に認識されていることです。
自分たちの職場の仕事での「報告」「連絡」「相談」は何のために、何をどのようにすることなのか、皆が共有していることが肝心なのです。
私どもの「報連相研修」の中では、報連相については次のように説明しています。
「報告」は、『指示依頼されたことについて、完了したらその指示依頼元に結果を伝えること、
及び担当業務について管理責任者である上司に状況を伝えること』
「連絡」は、『仕事で必要な情報を必要な人に、必要なタイミングで伝えて共有化すること』
「相談」は、『一人で困ったらアドバイスを貰うこと、及び自分一人ではなく二人以上で仕事に
ついてより良い問題解決を図ること』
「真・報連相研修」の研修に参加された多くの方は、言葉の説明としては理解・納得されて帰られます。
が、大切なのは、その理解した意味を研修後、職場に戻ってからメンバーに伝えて共有化し、かつ実践活用して、実際の報連相が前より良くなるかどうかなのです。
職場での実践でも、具体的なレベルでこの「報告・連絡・相談」の意味を基に職場でルール・仕組み化して実践していきましょう。
それでは、また次回
※2024年8月23日(金)午後(13時半〜16時半)、今回のシリーズ「真・報連相」の基礎講座(zoomオンライン)を開催いたします。
ご関心のある方は、こちら(ご案内ブログ)をご覧ください。
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私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)2018年4月に発売され、お陰様で翌2019年1月末に増刷、2020年1月に第三刷、2021年2月に第四刷、そして2023年2月に第五刷となりました。アマゾン他のネット書店、セルバ出版ネット直販〔送料無料〕で販売しております。
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2024年08月05日
2024年07月31日
No362:報連相で大事なことA〜コミュニケーションの“3つの視点”
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「報連相で大事なことA〜コミュニケーションの
“3つの視点”」
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報連相の2回目、今日のテーマは『コミュニケーションの“3つの視点”』
報連相に限らず、コミュニケーションで適切な手段をとるためには、「どのようにしたらいいのか?」と手段を考える前に、少なくとも3つの視点で(しかも同時並行で)考えることが必要です。
一つ目の視点は、何のためにコミュニケーションをとるのか『意図(目的)を明確にする』ことです。
例えば、仕事の指示をする時であれば、➀言った通りに間違いなく実行してもらうため、➁目的を伝えて具体的な進め方は自分で考えてもらう(任せる)ため、➂課題を提示して、目的・方針や解決目標とその具体策まで自ら考えてもらうために、等です。
この3つの意図では、その仕事の指示の仕方(任せ方)は異なってきます。
二つ目の視点は、コミュニケーションを『相手中心』で考えることです。
先に述べた仕事の指示(任せ方)の3つの意図のどれであれ、指示する相手(部下)によって、伝え方も考えなければなりません。相手が新入社員とベテラン社員では、それぞれに適切な伝え方も違ってくるわけです。
三つ目の視点は、リーダーである自分自身の意識・態度・行動(具体的には、自己の考え方の特性・クセ、習慣的行動、等)を常に『客観的にふり返る』ことです。
一つ目の視点の『意図的』コミュニケーションについては、皆さんはいかがでしょうか?何のためにするのかを意識せずに無意識的習慣に従っていると意図が明確でない場合がよくあります。
例えば、毎朝の挨拶です。今朝あなたは、出社して職場に入った時に、誰に対してどのような挨拶をしたか覚えていますか?100%再現することができますか?多くの人はうろ覚えであり、おそらくこうしていただろう、という感じではないでしょうか。
つまり、意図的、意識的な挨拶をしていないということです。
単なる無意識的、習慣行動になっているのです。
二つ目の『相手中心』でコミュニケーションをとることについては、どうでしょうか?
相手が誰であろうと、いつもと同じやり方で指示したり、誰の相談に対しても同じ対応をしたりしてはいませんか。
※上記画面をクリックすると鮮明な画像に移り、ダウンロードもできます。
誰が、どんな相談をしてきても「それは難しいね」という同じセリフしか言わない上司、あなたが部下ならどう感じますか?
それが上司としては意図的な発言(自分で考えさせるため)であったとしても、その時の状況や部下の気持ち、反応を感じ取らず、それで終えてしまっては、本来の「自分で考えさせる」と言う意図どころか、単にやる気をなくさせることになっているかもしれません。
意図を明確にしても、常に相手は皆違うので、その一人一人の相手の立場、考え方に立って考えて、最適なコミュニケーションを選択する事が必要なのです。
三つ目の『自己ふり返り』については、次のような時どうしているかを考えてみましょう。
指示した後に、相手が言ったとおりに行動せず、違ったことをしてしまった。
相談した後に何も言ってこない、報告もない。
このような時に、「困った部下だ」で片づけてしまっていませんか。自分自身の指示の仕方に何か問題はなかっただろうか?相談に乗ったが、本当に相手の希望に応じた相談ができていたのだろうか?と考えることです。
常に、明確な意図を持ってかつ、相手の思いや立場を把握して、適切で妥当な対応がきるという完璧なリーダーはいません。
だからこそ、いつでも自分自身をふり返ることが必要なのです。
自分自身を自己評価して、さらに何をどうしたらより良くなるのかを考えて、あらためるということです。
ここでいうふり返りは、終わった後のタイミングだけではありません。これから面談やミーティング等を行う予定が決まっている場合にもふり返りは有効なのです。
こんなことは十分注意して話そう、聞こうという自分のやり方についての事前準備やシミュレーションになるからです。
ここまでリーダーの立場で、述べてきましたがメンバーや部下の立場で同じです。
自分が報告する目的は何か?上司は何を求めている、期待しているのか?自分の伝え方は十分だっただろうか?
3つの視点で考え、適切な報連相、コミュニケーションのできる人を目指しましょう。
それでは、また次回
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「報連相で大事なことA〜コミュニケーションの
“3つの視点”」
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報連相の2回目、今日のテーマは『コミュニケーションの“3つの視点”』
報連相に限らず、コミュニケーションで適切な手段をとるためには、「どのようにしたらいいのか?」と手段を考える前に、少なくとも3つの視点で(しかも同時並行で)考えることが必要です。
一つ目の視点は、何のためにコミュニケーションをとるのか『意図(目的)を明確にする』ことです。
例えば、仕事の指示をする時であれば、➀言った通りに間違いなく実行してもらうため、➁目的を伝えて具体的な進め方は自分で考えてもらう(任せる)ため、➂課題を提示して、目的・方針や解決目標とその具体策まで自ら考えてもらうために、等です。
この3つの意図では、その仕事の指示の仕方(任せ方)は異なってきます。
二つ目の視点は、コミュニケーションを『相手中心』で考えることです。
先に述べた仕事の指示(任せ方)の3つの意図のどれであれ、指示する相手(部下)によって、伝え方も考えなければなりません。相手が新入社員とベテラン社員では、それぞれに適切な伝え方も違ってくるわけです。
三つ目の視点は、リーダーである自分自身の意識・態度・行動(具体的には、自己の考え方の特性・クセ、習慣的行動、等)を常に『客観的にふり返る』ことです。
一つ目の視点の『意図的』コミュニケーションについては、皆さんはいかがでしょうか?何のためにするのかを意識せずに無意識的習慣に従っていると意図が明確でない場合がよくあります。
例えば、毎朝の挨拶です。今朝あなたは、出社して職場に入った時に、誰に対してどのような挨拶をしたか覚えていますか?100%再現することができますか?多くの人はうろ覚えであり、おそらくこうしていただろう、という感じではないでしょうか。
つまり、意図的、意識的な挨拶をしていないということです。
単なる無意識的、習慣行動になっているのです。
二つ目の『相手中心』でコミュニケーションをとることについては、どうでしょうか?
相手が誰であろうと、いつもと同じやり方で指示したり、誰の相談に対しても同じ対応をしたりしてはいませんか。
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誰が、どんな相談をしてきても「それは難しいね」という同じセリフしか言わない上司、あなたが部下ならどう感じますか?
それが上司としては意図的な発言(自分で考えさせるため)であったとしても、その時の状況や部下の気持ち、反応を感じ取らず、それで終えてしまっては、本来の「自分で考えさせる」と言う意図どころか、単にやる気をなくさせることになっているかもしれません。
意図を明確にしても、常に相手は皆違うので、その一人一人の相手の立場、考え方に立って考えて、最適なコミュニケーションを選択する事が必要なのです。
三つ目の『自己ふり返り』については、次のような時どうしているかを考えてみましょう。
指示した後に、相手が言ったとおりに行動せず、違ったことをしてしまった。
相談した後に何も言ってこない、報告もない。
このような時に、「困った部下だ」で片づけてしまっていませんか。自分自身の指示の仕方に何か問題はなかっただろうか?相談に乗ったが、本当に相手の希望に応じた相談ができていたのだろうか?と考えることです。
常に、明確な意図を持ってかつ、相手の思いや立場を把握して、適切で妥当な対応がきるという完璧なリーダーはいません。
だからこそ、いつでも自分自身をふり返ることが必要なのです。
自分自身を自己評価して、さらに何をどうしたらより良くなるのかを考えて、あらためるということです。
ここでいうふり返りは、終わった後のタイミングだけではありません。これから面談やミーティング等を行う予定が決まっている場合にもふり返りは有効なのです。
こんなことは十分注意して話そう、聞こうという自分のやり方についての事前準備やシミュレーションになるからです。
ここまでリーダーの立場で、述べてきましたがメンバーや部下の立場で同じです。
自分が報告する目的は何か?上司は何を求めている、期待しているのか?自分の伝え方は十分だっただろうか?
3つの視点で考え、適切な報連相、コミュニケーションのできる人を目指しましょう。
それでは、また次回
※8月23日(金)午後(13時半〜16時半)、今回からのシリーズ「真・報連相」の基礎講座(zoomオンライン)を開催いたします。
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2024年07月29日
No361:報連相で大事なこと➀〜“3つの通じる(情報共有化の深度)”
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「報連相で大事なこと➀〜“3つの通じる
(情報共有化の深度)”」
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今回からは、職場での情報共有を深め、いい仕事をするための『真・報連相(※)』についてシリーズでお伝えしていきます。
※『真・報連相』:一般社団法人日本報連相センターが提唱している、組織・職場でいい仕事をするための情報共有マネジメントの考え方です。真・報連相とは
メルマガ読者の皆さまには、管理者研修や新人、若手・中堅社員研修の中で「職場の報告・連絡・相談」として受講された方も多いかと思います。
「報告・連絡・相談」はまとめて「報連相」と言われ、新入社員研修の必須事項のひとつであり、PDCAサイクルと並んで、組織や職場で仕事を円滑に進めるための大切な基本とされています。
社内だけではなく、お客様や取引先との報連相も、うまくできていないと顧客満足度を低下させて、クレームを引き起こす要因ともなります。
誤った報告・連絡・相談で大きな事故を引き起こしたり、正直に報告しない不祥事の隠蔽などが明るみになったりして、会社を揺るがしかねない重大な事態になるケースもよく報道されています。
リスクマネジメントの観点からも組織の重要な機能といえます。
その一方で、職場の中では、実際の報連相の意味・内容について明確になっていないために、理解がバラバラと言う状況もよく見られます。
さて、報連相の本質は「組織(職場、チーム)で仕事に必要な情報の共有化が深まっていること」です。
研修でもお伝えして、今回も改めてよく理解してほしい「コミュニケーション(情報共有化)の「3つの通じる」のことです(下表ご参照ください)。
※上記画面をクリックすると鮮明な画像に移り、ダウンロードもできます。
単なる言葉のやりとりだけでは、真の「報連相」ができたとは言えません。
ただメールや文章で、口頭で、伝えたから“良し”、“大丈夫”と済ましていませんか。
相手(上司・同僚・部下後輩)にその言葉で伝えたい意味するところ、目的、理由・根拠までが明確に伝わって初めて、報連相が完了したと言えるのです。
つまり、仕事に必要な情報の共有化「報連相」とは、その職場の全メンバーが「言葉だけではなく、その意味まで共有されていること」なのです。
さらに「実際に必要となる対応まで導く土台となる思いや考え方までが通じ合えていること」で、初めて情報の共有化が十分に機能すると言っても過言ではありません。
一方的な伝達ではなく、必ず不明点は確認すること、また分かりにくいことは、十分に説明することです。
そのためには、質問することが大事です。
双方向の対話が成り立って、初めて共有化が進みます。
確認、質問、分かるまで聞く・訊く・話す、そして確認。
手間暇惜しまず、「3つの通じる」がどこまできているかを意識して、共有化を深めていきましょう。
それでは、また次回
※8月23日(金)午後(13時半〜16時半)、今回からのシリーズ「真・報連相」の基礎講座(zoomオンライン)を開催いたします。
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「報連相で大事なこと➀〜“3つの通じる
(情報共有化の深度)”」
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今回からは、職場での情報共有を深め、いい仕事をするための『真・報連相(※)』についてシリーズでお伝えしていきます。
※『真・報連相』:一般社団法人日本報連相センターが提唱している、組織・職場でいい仕事をするための情報共有マネジメントの考え方です。真・報連相とは
メルマガ読者の皆さまには、管理者研修や新人、若手・中堅社員研修の中で「職場の報告・連絡・相談」として受講された方も多いかと思います。
「報告・連絡・相談」はまとめて「報連相」と言われ、新入社員研修の必須事項のひとつであり、PDCAサイクルと並んで、組織や職場で仕事を円滑に進めるための大切な基本とされています。
社内だけではなく、お客様や取引先との報連相も、うまくできていないと顧客満足度を低下させて、クレームを引き起こす要因ともなります。
誤った報告・連絡・相談で大きな事故を引き起こしたり、正直に報告しない不祥事の隠蔽などが明るみになったりして、会社を揺るがしかねない重大な事態になるケースもよく報道されています。
リスクマネジメントの観点からも組織の重要な機能といえます。
その一方で、職場の中では、実際の報連相の意味・内容について明確になっていないために、理解がバラバラと言う状況もよく見られます。
さて、報連相の本質は「組織(職場、チーム)で仕事に必要な情報の共有化が深まっていること」です。
研修でもお伝えして、今回も改めてよく理解してほしい「コミュニケーション(情報共有化)の「3つの通じる」のことです(下表ご参照ください)。
※上記画面をクリックすると鮮明な画像に移り、ダウンロードもできます。
単なる言葉のやりとりだけでは、真の「報連相」ができたとは言えません。
ただメールや文章で、口頭で、伝えたから“良し”、“大丈夫”と済ましていませんか。
相手(上司・同僚・部下後輩)にその言葉で伝えたい意味するところ、目的、理由・根拠までが明確に伝わって初めて、報連相が完了したと言えるのです。
つまり、仕事に必要な情報の共有化「報連相」とは、その職場の全メンバーが「言葉だけではなく、その意味まで共有されていること」なのです。
さらに「実際に必要となる対応まで導く土台となる思いや考え方までが通じ合えていること」で、初めて情報の共有化が十分に機能すると言っても過言ではありません。
一方的な伝達ではなく、必ず不明点は確認すること、また分かりにくいことは、十分に説明することです。
そのためには、質問することが大事です。
双方向の対話が成り立って、初めて共有化が進みます。
確認、質問、分かるまで聞く・訊く・話す、そして確認。
手間暇惜しまず、「3つの通じる」がどこまできているかを意識して、共有化を深めていきましょう。
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2024年07月22日
No360:「上司へのコーチングはできるのか➃〜周囲を活かすコミュニケーション」
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「上司へのコーチングはできるのか➃
〜周囲を活かすコミュニケーション」
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前回は、部下から見て上司に今より適切で妥当な判断・行動をして貰うため、必要な部下のアプローチ法(上司へのコーチング)として7つの項目を述べました。
今回はこの「上司へのコーチング」シリーズのまとめとして、上司を含め職場で周囲を活かすコミュニケーションということで、以前メルマガバックナンバー(No211)で述べたことを基に私自身が考えた事をあらためて3つ記します。
1.いい関係ができるかどうかのキーは、自分自身が積極的かつ肯定的姿勢の言動をとること
相手が上司であろうと部下であろうと、一緒に仕事をしていく「協働関係」をつくる相手。
直ぐにうまくいっても、いかなくてもいいので、共にいい仕事ができる関係をまずつくろう、という気持ちで接することが大切です。
そのためには、まず相手の話を「積極的に傾聴し、共感する」、そして「承認する」こと。
少しでも自分の役に立ったり、助かったりしたことがあれば、すかさず「ありがとう」と言ってみよう。
2.人(ひと:他人)は自分じゃないので、違って当たり前、自分のモノサシ(こうあるべき)で判断しない
意見や考えの違い、行動の仕方の違いですぐ良し悪しを決めつけない。
「上司はこうあるべきだ(なのに〜をしてくれない)、これはするべきではない(なのにしている)」等と自分の視点で決めつけないことです。
自分とは違う考えや、行動を受けいれなかったり、否定したりする前に、そうしている理由や背景、その相手の判断の基準、行動特性・傾向(性格ともいう)をまず掴み、理解することです。
そのためには、積極的傾聴、承認するにプラスして「質問する」ことで、相手の真意・本音を教えてもらい、さらに理解したことを確認して、共有することです。
仕事への考え方や取り組み方についての共通認識をつくり、広げることです。
3.周囲の人の意見・考え方や行動、持っている情報等、全てから学ぶ姿勢で取り組もう
自分の知らないこと、違う考え方、また少しでも優れた知識・見識・経験を聞いて学ぶ。
また、もし相手に問題だなと感じたことがあれば、基本的には、前述の1.2.の行動や考え方でポジティブに捉えてみる。
明らかにまずいなと思ったり、ミスや失敗、問題を起こしてたりしているのだったら、そこからも学ぼう。
どうしたら、自分はそうしない、そうならないで済むかと。
もちろん、ただ横から眺めているだけではなく、相手が耳を傾けてくれる人であるなら、上下の関係なく、その相手をフォローし、サポートしていこう。
全てに完ぺきな人は誰もいない。
そして「誰も自分の事は、自分で見えない」のです。
縁あって同じ職場で働いている「協働パートナー」(役割の上下はありますが)としてできることをしていきましょう。
以上の3つのことは、相手は上司だけではなく、同僚、部下他に仕事で直接かかわる人全ての人に対する基本姿勢として大切なことになります。
今号で、『上司へのコーチング(部下視点から上司活用のマネジメントを考える)』シリーズは終了です。
これまでの各号で少しでもヒントになったこと、印象に残ったこと等の感想やご質問お寄せいただければ嬉しいです。
それでは、また次回
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〜周囲を活かすコミュニケーション」
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前回は、部下から見て上司に今より適切で妥当な判断・行動をして貰うため、必要な部下のアプローチ法(上司へのコーチング)として7つの項目を述べました。
今回はこの「上司へのコーチング」シリーズのまとめとして、上司を含め職場で周囲を活かすコミュニケーションということで、以前メルマガバックナンバー(No211)で述べたことを基に私自身が考えた事をあらためて3つ記します。
1.いい関係ができるかどうかのキーは、自分自身が積極的かつ肯定的姿勢の言動をとること
相手が上司であろうと部下であろうと、一緒に仕事をしていく「協働関係」をつくる相手。
直ぐにうまくいっても、いかなくてもいいので、共にいい仕事ができる関係をまずつくろう、という気持ちで接することが大切です。
そのためには、まず相手の話を「積極的に傾聴し、共感する」、そして「承認する」こと。
少しでも自分の役に立ったり、助かったりしたことがあれば、すかさず「ありがとう」と言ってみよう。
2.人(ひと:他人)は自分じゃないので、違って当たり前、自分のモノサシ(こうあるべき)で判断しない
意見や考えの違い、行動の仕方の違いですぐ良し悪しを決めつけない。
「上司はこうあるべきだ(なのに〜をしてくれない)、これはするべきではない(なのにしている)」等と自分の視点で決めつけないことです。
自分とは違う考えや、行動を受けいれなかったり、否定したりする前に、そうしている理由や背景、その相手の判断の基準、行動特性・傾向(性格ともいう)をまず掴み、理解することです。
そのためには、積極的傾聴、承認するにプラスして「質問する」ことで、相手の真意・本音を教えてもらい、さらに理解したことを確認して、共有することです。
仕事への考え方や取り組み方についての共通認識をつくり、広げることです。
3.周囲の人の意見・考え方や行動、持っている情報等、全てから学ぶ姿勢で取り組もう
自分の知らないこと、違う考え方、また少しでも優れた知識・見識・経験を聞いて学ぶ。
また、もし相手に問題だなと感じたことがあれば、基本的には、前述の1.2.の行動や考え方でポジティブに捉えてみる。
明らかにまずいなと思ったり、ミスや失敗、問題を起こしてたりしているのだったら、そこからも学ぼう。
どうしたら、自分はそうしない、そうならないで済むかと。
もちろん、ただ横から眺めているだけではなく、相手が耳を傾けてくれる人であるなら、上下の関係なく、その相手をフォローし、サポートしていこう。
全てに完ぺきな人は誰もいない。
そして「誰も自分の事は、自分で見えない」のです。
縁あって同じ職場で働いている「協働パートナー」(役割の上下はありますが)としてできることをしていきましょう。
以上の3つのことは、相手は上司だけではなく、同僚、部下他に仕事で直接かかわる人全ての人に対する基本姿勢として大切なことになります。
今号で、『上司へのコーチング(部下視点から上司活用のマネジメントを考える)』シリーズは終了です。
これまでの各号で少しでもヒントになったこと、印象に残ったこと等の感想やご質問お寄せいただければ嬉しいです。
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私(潟Cンタフェース代表 五十嵐仁)の著書「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」(セルバ出版)2018年4月に発売され、お陰様で翌2019年1月末に増刷、2020年1月に第三刷、2021年2月に第四刷、そして2023年2月に第五刷となりました。アマゾン他のネット書店、セルバ出版ネット直販〔送料無料〕で販売しております。
購入前に、以下の「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキルの読み方」をご覧の上、ぜひリーダーとしての「いい仕事」をするためのコミュニケーションのヒントを手にしていただければ嬉しいです。
増刷されたとはいえ、少部数ですので大手書店でも店頭在庫1冊あるか、ないかです。書店からお取り寄せ又はAmazon他ネット書店でお求めください。
本ブログ記事では、この本をまだ買っていない方に、買った方には読む前に、そして読んだ方にはもう一度読む前に、是非読んでおいてもらいたいことを書いてあります。
本書(以下略称は「職場コミュニケーション61のスキル」、超短縮略称は「61のスキル」)を出版し、発売されて以降読者からの感想や書評レビューをいただいて、この本は最初から読む本ではないことに気づいたのです。
以下に本書の、役立つ読み方5則をお伝えします。(昨年6月21投稿の本ブログの再掲です)
1.最初から最後迄1度に続けて読まないこと!
〜それでは、どう読むのか、まず「はじめに」と
「あとがき」を読む。その後は、以下の2項
以降に目を通し読み方を決めて読みましょう。
2.本文を読む前に、何のために本書を読むのか、
その目的を明確にする。できれば書いてみる。
〜例えば、「部下の〇〇さんを早く一人前に育て
るために」、「職場でもっと率直なコミュニケ
ーションが取れるようにするため」、「部下と
の相談にもっと上手にのれるようになるため」
等。
3.本文では、まず第1章「3つの手法と7つの基本
スキル」をじっくりと読む。
〜1つのスキル毎でも、3つの小項目毎でも、
3日以内を目安にして読んでみましょう。
4.お急ぎの(早く役に立てたい、活用したい)方
は、目次をみて関心を持ったスキルから読む。
〜もしくは、関心の高い章(第1章から第6章迄
のどれか)から読んでいく。
5.最後に第7章を読んで、61番目のスキルをみつ
ける(本書の中に必ずあります)。
〜上記2項で書いた「この本を読む目的」と照ら
して、学んだことをふり返ってみましょう。
以上です。
追則)常に手許に置いて、時々読み返す、目次を見て
気になったスキルを読み直す。(8月3日追記)
〜1度読んだら終わりではなくコミュニケーション
スキル向上のハンドブック、ガイドブックとして
使い込んで下さい。
この5則を読んで、なるほどこのようにして読んだら役立つかもしれないと思われた方は、第2則の「本書を読む目的」を明確に決められたら、直ぐ買いにいきましょう。
必ず役立ちます。
なぜなら、本書「61のスキル」は、私が20年間、研修講師、人事組織コンサルティング、キャリアカウンセリングの実践の中から学び、習得し、実際に受講者が成果を上げてきた実績のエッセンスだからです。
「リーダー必須の職場コミュニケーション61のスキル」は、研修(セミナー)にすると10日間はかかるプログラムでの習得内容が収まった本です。
本書をここに書かれた5則に基づいて3カ月位で読む、半年以内にもう一度読み直す。そして常に必要に感じたら、その都度読む。
そうすれば、まさに研修プログラムに参加したと同様な成果を生み出すことができるでしょう。
最後に、本書は「あとがき」を読むと分かりますが、読者全員にフォローアップ付きです。
「あとがき」に記されている著者のアドレス宛に、あなたの『61番目のスキル』と本書を読んだ感想を書いて(できたら買った書店名も)送っていただけたら嬉しいです。
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2024年07月16日
No359:「上司へのコーチングはできるのか➂〜上司を活かすコミュニケーション」
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「上司へのコーチングはできるのか➂
〜上司を活かすコミュニケーション」
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前回は、上司を活かす3つのヒントをお伝えしました。
○上司の欠点には目をつぶり、良い所を見よう
○上司を褒めよう。
○「恵まれない上司に恵まれている」と考えてみよう
3つの中でどれか一つでも意識して、やってましたか?
この3つは、主に上司との関係をネガティブからポジティブに変えていくための部下側の意識と言動の変革と言えます。
さて、今回はさらに部下から見て上司が、今より適切で妥当な判断・行動をして貰うため(上司へのコーチング)に必要な部下のアプローチ法です。
上司と接する際に意識することから実際のコミュニケーションの取り方迄の私が大切だと思う以下の7項目。
1.上司は選べないが、接し方は自分で決めることができる
*良い上司には簡単に巡り合えない。
だから上司のせいにするのはやめて、自分で自分がどうしたらよいかを考えましょう。
*主語を上司ではなく(「上司が○○だから、できない」ではなく)、主語を自分にして考えて動く(「だから、私は□□する」)のです。
上司を変える(換える)ことは出来ませんが、自分の接し方・行動は自分次第で変えることができます。
2.上司は部下の話を聴かない、だからこそ部下が「もっと聞く」
*多くの場合、上司は部下の話を聞きません。だからこそ、その上司が言いたいことを本気モードで聞く(聴く),上司の言葉の奥にある気持ち迄を聴くのです。
*開き直って「楽しみながら聞く」「観察しながら聞く」といろんなことが見えてきます。
3.頼まれごとは試されごと
*「上司は部下に何かを頼んだときに、1を言って1を返してくれるのか、1を言って10を返してくれるのかを見ています」
*頼まれた事だけをこなすのと、それ以上の事を果たすのとでは上司からの信頼を得る可能性が高いだけではなく、自分自身の成長にも大きく影響するということになります。
4.上司に小さなことでも「ありがとうございます」、また「教えて下さい」と言ってみよう
*ちょっとしたサポートや助言、相談に乗ってもらえた時等、どんなことでも上司だから当たり前と思わず感謝を伝えよう。
*指示を受けて聞いたけれど、後からよく分からなかったことが出てきたり、依頼されたことで不明点がでた場合には「お手数をおかけしますが、もう一度教えてください」と言ってみよう。上司が得意なこと強みの分野についても「教えて下さい」が効果的。
5.上司は「上司と言う役割」を演じている
*上司は部下とは違う立場、役割、責任を担っています。それを考えずに、「そこ迄言うのか」「そこ迄やらなければならないのか」等と、部下視点だけで考えていると、「上司と合わない」「上司とうまくいかない」となるのです。
*上司はなぜそういうのか、そうするのか?それを理解することが必要となります。
分からなければ、素直にきくことも大事、自分の視点や立場だけですぐ判断しないことです。
6.上司の考え、重要だと思っていることを理解しよう
*日頃上司が良く言っていることや何を大事だ、重要だと思っているかをよく観察し、よく聞いて理解しておこう。
*なぜそう言うのか分からなければ、それとなく聞いて確認しておこう。
7.報告や相談で上司の知らない事を情報提供しよう
*上司に自分の仕事報告以外にも、少しでも役立ちそうな情報や本人が知らないことで大切な情報を提供しておこう。
*特に前項6.項で聴いた上司が重要視していることや今気にかけているテーマについて,また本人が気づいていなことについてもタイミングよくその情報を伝えておこう。
以上7つのことをヒントに上司との協働関係を深めるためのコミュニケーションで、あなたが実行するスモールステップは何ですか?
それでは、また次回。
※以上の7項目は、本ブログ(メルマガ)バックナンバーからの転載です。
各項目の引用元は以下です。
1.2.:吉田典生著『部下力』祥伝社新書、2006年
3.5.:斉藤由美子著『上司へのすごい伝え方』秀和システム、2021年
4.6.7.:新名史典著『「部下力」のみがき方』同文館出版、2012年
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「上司へのコーチングはできるのか➂
〜上司を活かすコミュニケーション」
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前回は、上司を活かす3つのヒントをお伝えしました。
○上司の欠点には目をつぶり、良い所を見よう
○上司を褒めよう。
○「恵まれない上司に恵まれている」と考えてみよう
3つの中でどれか一つでも意識して、やってましたか?
この3つは、主に上司との関係をネガティブからポジティブに変えていくための部下側の意識と言動の変革と言えます。
さて、今回はさらに部下から見て上司が、今より適切で妥当な判断・行動をして貰うため(上司へのコーチング)に必要な部下のアプローチ法です。
上司と接する際に意識することから実際のコミュニケーションの取り方迄の私が大切だと思う以下の7項目。
1.上司は選べないが、接し方は自分で決めることができる
*良い上司には簡単に巡り合えない。
だから上司のせいにするのはやめて、自分で自分がどうしたらよいかを考えましょう。
*主語を上司ではなく(「上司が○○だから、できない」ではなく)、主語を自分にして考えて動く(「だから、私は□□する」)のです。
上司を変える(換える)ことは出来ませんが、自分の接し方・行動は自分次第で変えることができます。
2.上司は部下の話を聴かない、だからこそ部下が「もっと聞く」
*多くの場合、上司は部下の話を聞きません。だからこそ、その上司が言いたいことを本気モードで聞く(聴く),上司の言葉の奥にある気持ち迄を聴くのです。
*開き直って「楽しみながら聞く」「観察しながら聞く」といろんなことが見えてきます。
3.頼まれごとは試されごと
*「上司は部下に何かを頼んだときに、1を言って1を返してくれるのか、1を言って10を返してくれるのかを見ています」
*頼まれた事だけをこなすのと、それ以上の事を果たすのとでは上司からの信頼を得る可能性が高いだけではなく、自分自身の成長にも大きく影響するということになります。
4.上司に小さなことでも「ありがとうございます」、また「教えて下さい」と言ってみよう
*ちょっとしたサポートや助言、相談に乗ってもらえた時等、どんなことでも上司だから当たり前と思わず感謝を伝えよう。
*指示を受けて聞いたけれど、後からよく分からなかったことが出てきたり、依頼されたことで不明点がでた場合には「お手数をおかけしますが、もう一度教えてください」と言ってみよう。上司が得意なこと強みの分野についても「教えて下さい」が効果的。
5.上司は「上司と言う役割」を演じている
*上司は部下とは違う立場、役割、責任を担っています。それを考えずに、「そこ迄言うのか」「そこ迄やらなければならないのか」等と、部下視点だけで考えていると、「上司と合わない」「上司とうまくいかない」となるのです。
*上司はなぜそういうのか、そうするのか?それを理解することが必要となります。
分からなければ、素直にきくことも大事、自分の視点や立場だけですぐ判断しないことです。
6.上司の考え、重要だと思っていることを理解しよう
*日頃上司が良く言っていることや何を大事だ、重要だと思っているかをよく観察し、よく聞いて理解しておこう。
*なぜそう言うのか分からなければ、それとなく聞いて確認しておこう。
7.報告や相談で上司の知らない事を情報提供しよう
*上司に自分の仕事報告以外にも、少しでも役立ちそうな情報や本人が知らないことで大切な情報を提供しておこう。
*特に前項6.項で聴いた上司が重要視していることや今気にかけているテーマについて,また本人が気づいていなことについてもタイミングよくその情報を伝えておこう。
以上7つのことをヒントに上司との協働関係を深めるためのコミュニケーションで、あなたが実行するスモールステップは何ですか?
それでは、また次回。
※以上の7項目は、本ブログ(メルマガ)バックナンバーからの転載です。
各項目の引用元は以下です。
1.2.:吉田典生著『部下力』祥伝社新書、2006年
3.5.:斉藤由美子著『上司へのすごい伝え方』秀和システム、2021年
4.6.7.:新名史典著『「部下力」のみがき方』同文館出版、2012年
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